㊙裂き織りコースター作製工程完全公開!
公開日:
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最終更新日:2018/12/03
生地のこと, その他のこと リネン, 自作タグ, SAKIORIYA, シャツ地, 筬, 手織り, 裂き織り, オリジナルコースター, 生地の再利用, 整経, 緯糸, アシフォード
やっと暖かくなってきました〜
駅へ行く途中のこの木(たぶん桃)が遠くからでもピンク色に見えるようになると
本格的に花の季節が始まります。
花粉は多いけど春らしい週末♪
何をしてすごそうかと思っていたら思い出してしまった…(; ̄ー ̄川
そう、月曜のブログ担当なのね。
あ〜あ〜あ〜
2月は短いからなぁ〜と朝からぼやくテキスタイル担当の瀧澤です。
と言うことで週末なので趣味的な話でご勘弁ください。
以前このブログで不要になったシャツ地の販売サンプルを再利用して作製している
裂き織のコースターのことを書きました。
今回はこの裂き織りコースターの㊙作製工程を完全公開します!
これを見ればあなたも世界にひとつしか無いオリジナルの
裂き織コースターをじゃんじゃん作れます(笑)
私が作製している裂き織りのコースターはこんな感じです!
これは経糸リネン100%のバージョン
緯糸には先染めのシャツ生地を裂いて織り込んでいます。
織物の作製はまず整経と言う経糸を整える作業から始まります。
一回にだいたい10mくらい整経します。
(写真はアシフォードの回転整経台)
整経が終った経糸は
筬と言う緯糸を打ち込んで整える櫛状の道具と
綜絖と言う経糸を上下させる用具に順番に通してから巻き取ります。
(写真は綿の双糸を三本取りで使用)
整経が終ったら糸のテンションが均一になるように調整して
織り始めますがその前に緯糸を用意します。
下の写真は緯糸に使用するシャツ地を裂いたところ
と
巻き取った裂き糸
いよいよ製織作業に入ります。
生地の柄によってどんな模様が織り出されるのか
一枚一枚が違っていて楽しい作業です♪
織り上がったコースターを織り機から下ろしたところ
そして実はここからの仕上げ作業が一番大変です。
一枚毎に切り離したコースターはフリンジを結んではみ出た糸を大まかに切って方を整え
湯通しして天日に干します。
乾燥したコースターは再びハサミで余計な糸やはみ出た生地を丁寧に切って行きます。
一枚仕上げるのに2時間くらいかかる時もあり切り過ぎても裂き織り特有の風合いが無くなるので
ハサミのおきどころが微妙です。
仕上がったコースターは自作のタグを付けて完成!
でも冬は作業する部屋が寒すぎてほとんど作製が進みません…
在庫が無くて催促されたりしていますが趣味なので気が向いた時しか作製しません
もう少し暖かくなったらまたボトボチ織ろうと思います。
オリジナルのコースター作製を体験したい方はテキスタイル担当の瀧澤まで。
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では〜
TAKIZAWA
生地のことなら何でもお聞きください。趣味がトレッキングや山登りなので、アウトドアウェアにもちょっとだけ詳しいです。「テキスタイルコラム-Textileから見た世界」を担当しています。私のミッションは失われつつある美しい地球環境を500年後の子孫に残すこと…誇大妄想Innovatorです(笑)
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