わたしのすきなもの /「建設的」
公開日:
:
最終更新日:2018/12/01
Mr.Unoの「わたしのすきなもの」
2016/10/05更新
こんにちは
おはようございます
こんばんわ
管理業務サポーターの宇野です。
アパレルメーカーのスタッフさんの感性を刺激するモノ・コト・ヒトをご紹介するという趣旨の当ブログ。
今回は、音楽アルバム いとうせいこう&TINNIE PUNXの「建設的」をご紹介します。
Twitterのトレンドワードでも最近よく見かける「フリースタイルダンジョン」という深夜のTV番組。
素人?の若手ラッパーたちが「モンスター」と呼ばれる一線級のラッパーたちに
フリースタイル(即興)ラップで挑戦するという かっての「イカ天」的趣向で
ヒップホップ好きはもちろん、これまであまり馴染みのなかった層をも取り込む勢い。
瞬間的にマシンガンのように繰り出される 韻を踏んだ言葉とリズム。
そこにはしっかりとした文脈もあって、
対戦両者による「最新型のディベート」になっているところ など見どころ満載ですが
なんといってもわたくしの注目点は、審査員席に座る
「日本語ラップの開拓者」いとうせいこう氏の批評であり、
「直接的」に「建設的」という 日本のヒップホップ黎明期を飾る記念碑的な作品を連想するわけです。
わたくしにとっての「ヒップホップの初期衝動」
アディダスのジャージにスニーカー。
オールドスクーラー mac the seiko とその仲間たちが繰り出す
確かな知性と豊かな語彙力によって紡がれたライム。
オールドスクールなエレクトロ色の濃いバックトラック。
ナイーブかつ力強いターンテーブルによるスクラッチ。
力ではなくスキルでその場を制圧する緊張感と高揚感。
30年前のフローとは思えない、日本におけるヒップホップの原型にして、
ある到達点であり、ある極北。
この中から 日本のヒップホップ・アンセムとなった
「東京ブロンクス」を聞きながら今日はお別れです。
次回は エッセイ集「アンソロジー カレーライス!!」を取り上げます。
宇野圭助
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