わたしのすきなもの /「しとやかな獣」
公開日:
:
最終更新日:2018/12/04
Mr.Unoの「わたしのすきなもの」
2015/10/07更新
こんにちは
おはようございます
こんばんわ
管理業務サポーターの宇野です。
アパレルメーカーのスタッフさんの感性を刺激するモノ・コト・ヒトをご紹介するという趣旨の当ブログ。
今回は、川島雄三監督の映画「しとやかな獣」をご紹介します。
かって青海にあった公団住宅の二つの部屋だけを舞台にした、
「登場人物のすべてが悪人」という密室劇。
金のために横領や愛人稼業に励む一家と、彼らに翻弄される周囲の男たちの姿を描く
早逝の鬼才、川島雄三監督のブラック・コメディ。
狭い空間を大胆な構図で切り取って見せる絶妙なカメラワークと極めて精密なセット。
マシンガンのように繰り出される脚本:新藤兼人によるエッジの効いたセリフの数々。
高度経済成長期の日本人の「金がすべて」的な風潮を批判した作品でもあり、
能楽を多用した音楽や、階段での独白シーン等々、その演出はオリジナリティに溢れている。
しとやかなけだもの=若尾文子 演じる主人公の存在感と
ローレン・バコールばりのファム・ファタールぶりを堪能できる一作。
年末には新宿で彼女の特集上映があるそうだ。
次回は 高田渡の詩集「個人的理由」を取り上げます。
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宇野圭助
管理業務部 総務経理課 : 株式会社クロップオザキ
わたしのきらいなもの//午前十時/目が覚めること/仕事の打ち合わせのコーヒー/駅の人混み/吸殻/シアサッカー生地/コンチネンタル・ブレックファスト/プル・オーバーのシャツ/作り話/ウィスキー/男のロング・ヘアー/物音/長編小説/マトン/インスタント・リプレイ/午後七時/とりあえず/Cマイナー/カクテル・パーティ/雨の降り始め/鈍感/アーティ・チョーク/自分のことを書く人間

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