わたしのすきなもの /「未来食堂ができるまで」
公開日:
:
最終更新日:2018/12/03
Mr.Unoの「わたしのすきなもの」
2016/12/07更新
こんにちは
おはようございます
こんばんわ
管理業務サポーターの宇野です。
アパレルメーカーのスタッフさんの感性を刺激するモノ・コト・ヒトをご紹介するという趣旨の当ブログ。
今回は、小林せかいさんの本「未来食堂ができるまで 」をご紹介します。
元ITエンジニアさんが東京・神田神保町に開いたカウンターのみ10席程度の小さな飲食店を開店するまでの軌跡をブログで公開し、これをまとめた本。
開業前の数々の飲食店修行時代から物件選び、そして開業後の収益やなんと原価率!まで、ほぼ全ての苦労とデータをこれでもかというくらいに公開している。
ここには従来の飲食業界の常識にはないけれども、IT業界ではおなじみの「オープンソースソフトウェア」という思想が持ち込まれ、貫かれている。
考え抜かれた上での徹底的な業務の効率化と常識とされていることを一つ一つ精査して、その上で切り口を変えたアプローチがとてもユニーク。
来客ピーク時に50分間手伝えばお金ではなく1食900円の定食が無料で提供される「まかない」といった発想は 幾多の「HOW TOマーケティング本」では得られない生のまさに「未来の経営手法」の一つを指し示していると感じます。
この「まかない」なら副業禁止の就業規則もクリアできますね!?
肝心の料理ですが、和食中心で行く度に新しいメニューや味わいを確認することができ、店主の工夫が垣間見える、大変おいしい食事がいただけるお店です。
アパレル業界でも、組織の中で経営企画をされる方、又はこれから起業される方にも多くの示唆を与える一冊だと思います。
次回は 須川栄三監督の映画「君も出世ができる」を取り上げます。

宇野圭助

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