わたしのすきなもの /「四月物語」
公開日:
:
最終更新日:2018/12/03
Mr.Unoの「わたしのすきなもの」
2016/04/06更新
こんにちは
おはようございます
こんばんわ
管理業務サポーターの宇野です。
アパレルメーカーのスタッフさんの感性を刺激するモノ・コト・ヒトをご紹介するという趣旨の当ブログ。
今回は、岩井俊二監督の映画「四月物語」をご紹介します。
簡単に無署名で映像というものを作ることが出来てしまうこの時代に
ひとつひとつの画面に 監督のサインがあるような作品 を
商業ベースで成り立たせている数少ない映画作家の1998年発表の小品。
東京郊外にある大学進学を機に、北海道から上京してきた
おとなしめな女子大生の新生活を
不安で落ち着かない心と、大学の志望動機に秘めた ある可愛い企み を
ベースに、柔らかで繊細な光と春の雰囲気と共に描いている。
大きな事件も驚きの展開もないこれを一本の作品として魅せる。
一から十までサインだらけの映画です。
女優選びに定評のある監督が選んだ今作の主演は 松たか子 さん。
雨のラストシーンの7分間。
曲がった赤い傘を返しに来る約束をするときの、その表情の煌めきっぷりは
彼女のファンでなくても抗しがたい魅力に溢れていて
それはこの「予告編のリ・ミックス版」でも十分に感じていただけることでしょう。
次回は 松本隆の詩集「風のくわるてつと」を取り上げます。

宇野圭助

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