わたしのすきなもの /「地球に落ちてきた男」
公開日:
:
最終更新日:2018/12/04
Mr.Unoの「わたしのすきなもの」
2016/3/02更新
こんにちは
おはようございます
こんばんわ
管理業務サポーターの宇野です。
アパレルメーカーのスタッフさんの感性を刺激するモノ・コト・ヒトをご紹介するという趣旨の当ブログ。
今回は、ニコラス・ローグ監督の映画「地球に落ちてきた男」をご紹介します。
1月に亡くなった、デヴィッド・ボウイが「地球に落ちてきた美しい宇宙人」を演じたカルトSF映画の傑作。
SF映画っていうのは大きく二種類あると思っていて
宇宙とは?生命とは?と観客に問いかける「2001年宇宙の旅」や「惑星ソラリス」といった観念的なアート作品。
起伏のあるストーリーといくつかの謎。明確なキャラクター設定の「スターウォーズ」や「スタートレック」などの大衆作品。
わたくしはどちらも好きですが
SF=サイエンス・フィクション=空想科学 っていう言葉の響きからすると
この作品の「話法の飛躍」や「時間軸を超えたカットバック」で観客に時の流れの感覚を失わせる手法や
不可思議で詩的な映像処理は鬼才ニコラス・ローグらしい独特な美意識に貫かれた「空想科学」感満載のもの。
作品の根底にあるミステリアスな雰囲気は、「戦場のメリークリスマス」の英国軍人役では十分に表現されなかった
妖艶なボウイの容姿や存在感によるところが大きく価値あるものだが、見る人を選ぶ映画であることも事実でしょう。
因みに、映画監督になったボウイの息子、ダンカン・ジョーンズの処女作
「月に囚われた男」は
非凡な才能を感じさせる一作で近年のSF映画ではお薦めですが、
こちらは多分に「2001年」風の仕上がりです。
次回は 岩井俊二監督の映画「四月物語」を取り上げます。

宇野圭助

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