ハンドメイドでも人気のタイプライタークロス
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最終更新日:2018/12/04
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先日アルコールからドライな状態を120時間キープするという〇〇以来の自己記録を達成したテキスタイル販売担当の瀧澤です。記録が低すぎて逆に凄いとある人に言われました・・(笑)
さて、年間定番と言っても良いくらい人気のタイプライタ―クロスは最近ではハンドメイドでワイドパンツやスカート・シャツまで作る人も!
タイプライタークロスは細番手の高級綿糸を高密度に打ち込んだ平織りの生地で40/1・50/1・60/1・80/1・100/2の糸使いの物が一般に多く流通しています。
タイプライタークロス呼び名の由来
なぜタイプライタークロスと呼ばれるのか・・
調べてみると2つの説があるようです。ひとつはタイプライターで文字が打てるほど高密度でペーパーライクな印象からタイプライターと呼ばれるというもの。もう一つはタイプライターのインクリボンに用いられていた事に由来する説、辞書などによると後者の方が正解のようですが、初めの説もなるほどな感じですね。羽毛や綿の吹き出しを抑えるダウンプルーフ加工(高圧スチームと金属ローラーで織目をつぶす加工)を施した綿ダンプと同類の生地ですが比較的太い番手の物をダンプ、細番手のものをタイプライターと呼ぶことが多いようです。
タイプライターいろいろ、加工物も人気
紙の様な質感のタイプライターですが最近ではワッシャー加工や、すこしソフトなタッチのもの、先染で織ったシャンブレーや、COOLMAX等のアウトラスト素材との交織、樹脂で反発のある風合いに仕上げたタイプ、撥水加工や透湿防水加工など様々な番手や風合いのタイプライターがあってアイテムや好みによって使い分けができるのも魅力です。使用アイテムもシャツだけでなくコート・ジャケット・ワンピース・パンツなどに幅広く使われています。
タイプライターのメリット・デメリット
繊維製品の常ですがメリット=デメリット、細番手の長繊維を使用しているので光沢感もあり非常に美しい織物である反面、シワになりやすく。高密度織物で細番手にしては強度があってタフなイメージのわりに引裂き強度が比較的弱い傾向があります。生地の特徴を御理解いただいて製品づくりにお役に立てていただければ幸いです。
クロップオザキでも各種のタイプライタークロスを取り扱っていますので
タイプライタークロスをお探しの際は是非弊社までお問合せください。
お問い合わせはこちらまで

TAKIZAWA
生地のことなら何でもお聞きください。趣味がトレッキングや山登りなので、アウトドアウェアにもちょっとだけ詳しいです。「テキスタイルコラム-Textileから見た世界」を担当しています。私のミッションは失われつつある美しい地球環境を500年後の子孫に残すこと…誇大妄想Innovatorです(笑)

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