新緑の八王子シルクロード・トレイル

 

 

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新緑が気持ちイイ季節ですね~♪

テキスタイル販売担当の瀧澤です。

もう40年もむか~し、の話ですが相模原・八王子地域にはまだ養蚕業が残っていて周囲には蚕(カイコ)のエサとなる桑の畑が沢山ありました。

 

2つの関東シルクロード

 

日本で養蚕が盛んだった江戸時代後期から昭和初期にかけて、上州や信州で生産された生糸を横浜へ運ぶ関東の2大シルクロードと呼ばれるルートがありました。

ひとつは信州上田~上州の前橋・高崎・富岡地域をへて利根川を使い関宿から東京・横浜へのルート。

もう一つは信州岡谷~諏訪・甲府・塩山を経て上野原・八王子を通り横浜へのルート。

わたしの自宅の近くに八王子ルートの絹の道の一部が未舗装の昔のたたずまいで残っているので新緑の週末に歩いてみました。

 有形民俗文化財小泉家屋敷

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自宅裏の尾根緑道(かつての戦車道路)を鑓水方面に下ると小泉家屋敷があります。明治11年に建てられた入り母屋造りのかやぶき屋根民家で当時の養蚕農家の姿を伝えています。現在も居住中?との事ですが裏山も含めて東京都の有形民俗文化財に指定されています。この近くの水車小屋がイモリ・サワガニ・ヤゴや水生昆虫等々の宝庫!だったのは40年以上前の話ですが、この周辺には丘陵地帯の典型的な谷戸地形と自然環境が現在でも残っています。

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都道20号と並行して流れる大栗川を渡って道なりに行くと右手に絹の道資料館(昔の生糸商人の屋敷を改装した建物、入館無料)があります。残念ながら早朝で閉館中のため通過。~少し先で庚申塔が立っている絹の道入口を右に入り登って行くと次第に未舗装路となり道了堂跡までの登りがかつての絹の道を彷彿とさせます。

 八王子市街や奥多摩方面が一望

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この八王子の絹の道は道了堂跡の裏手の国道16号八王子バイパスによって分断されてしまいますが道了堂の裏からは八王子市街や奥多摩が一望できました。屋外が気持ちの良い季節、お住いの周辺で自分だけのトレイルを探して歩いてみるのも面白いですよ。

今回は絹の道にこじつけてみましたがさらに本業とは関係の無い内容になっております(笑)

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TAKIZAWA

テキスタイル課 課長株式会社クロップオザキ
テキスタイル担当のTAKIZAWAです。
生地のことなら何でもお聞きください。趣味がトレッキングや山登りなので、アウトドアウェアにもちょっとだけ詳しいです。「テキスタイルコラム-Textileから見た世界」を担当しています。私のミッションは失われつつある美しい地球環境を500年後の子孫に残すこと…誇大妄想Innovatorです(笑)

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