わたしのすきなもの /「MOD EAST」
公開日:
:
最終更新日:2018/12/04
Mr.Unoの「わたしのすきなもの」
2018/06/06更新
こんにちは
おはようございます
こんばんは
遅れてきたMOD EASTの住人 こと 管理業務サポーターの宇野です。
アパレルメーカーのスタッフさんの感性を刺激するモノ・コト・ヒトをご紹介す
るという趣旨の当ブログ。
今回は、コモエスタ八重樫の建築写真集「MOD EAST」をご紹介します。
インテリア愛好家としても知られるD.J. 兼コラムニストの筆者が
1960年代~1970年代に極東の国 日本で作られた
現存する数々のモダニズム建築=MOD EASTを訪れ
気の抜けた文章と説得力のある写真で、まるで架空の都市を構成したと思しき写真集。
今秋に予定されている、ホテルオークラ東京本館の建て替えなど
2020年の東京オリンピックに向けて多くのモダニズム建築が取り壊されていく中
今なお残る、レトロモダンで 懐かしい未来風景を次々と紹介してくれます。
では、この中から私的ベスト3
第3位 早稲田大学理工学部校舎 図書室
プライウッドのパーテーション
ぼんぼり状のランプシェード
書庫には踏み台として柳宗理のエレファント・スツール
これからでも入学したい。
第2位 目黒区総合庁舎
アンドレイ・タルコフスキーは映画「惑星ソラリス」で未来都市の風景として
東京の首都高速を撮ったが
この吹き抜け階段の流麗なフォルムはまさに首都高環状線といった趣。
全体にアルミ鋳物を使ったシルバー・メタリックの質感もクール。
目黒区民になりたい。
第1位 香川県庁舎 東館
設計 丹下健三
死ぬまでに見ておくべき世界の100の建築のうちの一つで
この水平に「積み上げ」られた感じは奈良の五重の塔をイメージさせる。
美しきもののみ機能的である。
この建物の保存の為なら、香川県への「ふるさと納税」も辞さない構えです。
次回は、植草甚一のエッセイ集「ワンダー植草・甚一ランド」を取り上げます。

宇野圭助

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