リブ(横付属)をすぐに使いたい!定番在庫商品リブの紹介
2018年に書いたブログのリブログです。定番在庫商品のリブについてお話します。
リブとは
まず、リブとは何?ということですが、私たちの業界ではリブというのはブルゾンの袖や裾、ポロシャツの衿などに使われる横編みのパーツを指します。MA-1の袖や裾を思い出してもらえると分かりやすいかもしれません。伸縮性があり、リブを使うことで洋服に高級感が出ます。
リブについて詳しくはこちらのブログを参照してください。
http://www.cropozaki.com/blog/archives/12917
リブの発注の編み立てと流し
リブの発注には大きく分けて2つあります。「編み立て」と「流し」です。
編み立てはパーツ毎に作っていくものです。例えばMA-1であると、衿、袖、裾とそれぞれの寸法を編んでいきます。それなので、発注方法としては何人分というようになります。編み立ての場合は工場で裁断の必要はなく、そのまま縫い付けることができます(袖を一枚で作った場合、半分に裁断します)。
それに対して、流しというのは生地幅を指定して、生地の状態で何mと発注する方法です。この場合、縫製工場で型紙に従って裁断して縫製します。
編み立てと流し、どちらが良いのかというと、それぞれメリット・デメリットがあります。下記の表を参照ください。
在庫のあるリブ
リブは糸から選んだり、染めたりするところから発注するので、私たちが扱う資材の中でもファスナーと同じくらい時間の掛かる資材です。
しかし、どうしても急ぐ場合は在庫しているリブ(丸編みも含む)というのがあります。流しの在庫品ということです。これであれば、m単位で即納が可能なので急ぎのサンプルなどには最適です。どのようなものがあるのか一部紹介します。
アクリル・ウールのスパン入りリブ 12ゲージと10ゲージの総針、10ゲージの2×1があり、色数も136色あります。幅は60cm幅です。
こちらはウール100%のものとアクリル・ウールのスパン入りと無しのものとを取り揃えています。ゲージは10、12ゲージで、それぞれ総針、2×1があります。色数は96色です。
これは丸編みになりますが、ポリエステルのスパンテレコ。丸編みなので幅が33cmWとなっていますが、これは真ん中で切って開くと66cm幅になるということです。
他にもコットンのスパンテレコやフライスもあります。
変わったところでは、TC(ポリエステル・コットン)のボーダーのスパンテレコ、フライスやラメ入りのスパンテレコもあります。
編み地と色を選んで、必要数を何mと言っていただくだけで、すぐにご用意できます。発注も簡単ですね。発注は1mからm単位になります。
まとめ
リブは生産に時間が掛かりますが、発注は編み立てだと寸法がすべて決まらないとできません。発注方法も結構複雑です。ところが、この定番在庫している流しのリブ(丸編み含む)であれば、発注は簡単で即納が可能です。選べる範囲が限られたり、無地での展開がほとんどだったりするのでデザイン的な制約がありますが、お急ぎの時にはお勧めです。
お問い合わせはこちらから
平野建司
ゴルフアパレルを中心に担当させて頂いております。
入社し10年以上経ちましたが、洋服や副資材についてまだまだ勉強の日々です。
明るく楽しくをモットーに安心・安全な最新資材をご提供できるよう頑張ります!!
最新記事 by 平野建司 (全て見る)
- ライン入りのリブってどうやって発注するの?編み立てリブの発注方法 - 2020年6月10日
- リブ(横付属)をすぐに使いたい!定番在庫商品リブの紹介 - 2020年6月3日
- ジーンズのボタン、タックボタン・リベットのお話~基礎・種類編~ - 2020年2月5日