わたしのすきなもの /「ラ・ヴァリエテ」
公開日:
:
最終更新日:2018/12/01
Mr.Unoの「わたしのすきなもの」
2017/7/5更新
こんにちは
おはようございます
こんばんわ
管理業務サポーターの宇野です。
アパレルメーカーのスタッフさんの感性を刺激するモノ・コト・ヒトをご紹介するという趣旨の当ブログ。
今回は、 ウィークエンドという音楽グループのアルバム「ラ・ヴァリエテ」をご紹介します。
ソニーが自社でアナログ・レコードを生産販売するというニュース。実に29年ぶりで、世界的にアナログ市場が活性化してきたのが理由なのだそうですが、全体的に見れば今後もデジタル配信が流通の大半なのは明らかで。それでもこういったニッチなところにも目配りが必要だとソニーは判断したってことなんですかね。
この「ラ・ヴァリエテ」も1982年の発表当時はアナログ・レコードで聴いた訳ですが「クロッキー」風の雰囲気たっぷりのカヴァー・アートが30cmX30cmジャケットという名のキャンバスに映えていて・・・しかもこれを描いたのがプリファブ・スプラウトという同じシーンにいた別のグループのミュージシャンだったりするところに映画界でいえばゴダールとトリフォーのような関係を連想したものです。
シンセサイザーやコンピュータで作られた音楽が世界的に大流行した直後。その反動なのか本作にはジャズ、ボサノヴァ、ラテン、アフリカン・リズムなど多様な表情の曲が並んでいる。しかも、それがボーカルと必要最低限のバックが織り成す実にシンプルな音楽に仕上がっているのが何とも魅力的。ジャケットの雰囲気そのままに、ノスタルジックな感覚とアヴァンギャルドな感覚がうまくしたミックスされた作品です。
タイトルは、フランスの自由放送局・・・放送免許を取っていない海賊ラジオ局だと思いますが・・・の名前から取ったもの。ラテン、ジャズ、ポップ・ミュージックといったバラエティに富んだ選曲をするというこのラジオを浴びるように聞いた若者たちによる音楽ともいえるでしょうか。
夏にピッタリなこのアルバムの個人的ハイライト曲、アナログではA面三曲目の「Summerdays」を聞きながら今日はお別れです。
さて、次回もたいへんニッチなところ。
鈴木清順監督の映画「東京流れ者」 を取り上げます。

宇野圭助

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