リフレクター(反射)資材について~再帰反射の仕組みと効果~
公開日:
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最終更新日:2020/01/29
付属のこと, テープ・リボン・コードのこと
こんにちは!カジュアルファッションサポーターのナベです。
もう今年もクライマックスを迎えますね!
いやぁ~早い!!!
振り返るといろんなことがありましたね!特にラグビーW杯での日本の大健闘に大いに盛り上がったことは記憶に新しいですね。
個人的に振り返ると、引っ越したり、ダッシュをしたら未だかつてないくらいの激痛が走ってしまったくらい体力が低下していたり、体重が増えたりと大なり小なりありました。
来年はオリンピックイヤー。
いい一年を過ごすための準備をしてこうかなと思う次第でございます。
前置きが恐ろしくありきたりなものになりましたが、今回ご紹介いたしますのは【リフレクター】についてです。
リフレクターとは
日常の中で反射材は様々な生活のシーンで数多く使用されています。ユニフォームの業界では安全性の面から反射材が使用された製品を着用している職業もたくさんあります。例えば警察官が夜間に着用するベスト、あるいは消防隊員の消防服、郵便局の配達員、宅配のドライバーなど幅広く採用されています。
また、驚くことに反射材のウェアの着用が法律で定められているところもあります。夜間の道路工事や、鉄道会社の線路作業及び管理するユニフォームなどが該当します。
リフレクターとは反射材で、中でも再帰反射という性質を持つ素材です。再帰反射とは通常の反射と異なり光がどのような方向から当たっても光源に向かってそのまま反射するように光学的に工夫した反射方法です。
車のヘッドライトの光が当たると、その光は光源である自動車に向かってそのまま反射されます。 このため、本人にはその効果を確認することができませんが、ドライバーからは非常によく光って見えます。明るいところでの確認はライトを当てて反射したかな?していないかな?やっぱしてるかな?など半永久的に半信半疑な状態ですが、、、
リフレクターのタイプ
リフレクターには大きく分けてガラスビーズタイプ、プリズムタイプがあります。
ガラスビーズタイプ
入射光はガラスビーズの表面を通過するときに屈折し、裏側のアルミ蒸着面で反射して、再び表面を通過するときに屈折して光源に戻ります。
表面が弱冠ザラザラしているのが特徴です。
プリズムタイプ
プリズムタイプは表面の入射光がプリズムの裏側の面で次々に反射して、表面から光源に戻ります。
表面がツルツルしているのが特徴です。
その効果とは
夜間運転者から歩行者が見える距離は衣服の色によって異なります。車のヘッドライトを下向きにしたとき、黒っぽい色で約26m、明るい色で約38mとされています。
運転者が歩行者を発見して車が止まれるまでの距離は、乾いた路面を時速60kmで走行していて約44mの為明るい服装でも交通事故に遭う危険性があります。 反射材を身につけている場合は約57m以上の視認性がありますから、反射材を身につけていないときと比べ安全性が格段に高くなります。
参照:日本反射材普及協会
夜間の視認性の他にも災害時にも役立てたり『防犯』に関するシーンでも採用が始まっています。警察庁、文部科学省、経済産業省とともに(社)全国防犯協会連合会、(社)日本PTA全国協議会、(財)電池工業会などの協力により全国的に取り組みが行われています。
実際の付属について
リフレクターの反射材はその仕組みゆえ、糸の状態では作れません。たまに反射の糸が無いかという質問を頂くのですが今のところ取扱いがありません。
よくあるのがロール巻で基布で、大きなシート状になっているものが多いです。それをカットしてそのまま使用したり、ベースのテープに貼り付けて使用したり、また転写マークそのものが反射素材になっている資材もあります。耐摩耗性や水にあまり強くないといった一面もありますのでご注意ください(商品によっては耐久性に富んでいるものもあります)。
シート状になっているものはいろいろなメーカーから出ているのですがその大きな違いは輝度と洗濯に強いのか、また色展開の広さ等です。
製品だと日本反射材普及協会(JRRPA)が認定する商品も有ります
JRRPAのPDF
おわりに
ユニフォームの現場の他、その近未来的な風貌からデザインとして使用されたりアイキャッチとしても使用されるリフレクター。その機能性からもより付加価値を見いだせる素材として今後も目が離せません。
次のブログではさらに多くの反射資材を紹介しております。是非ご覧ください!
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渡辺瑛介
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デカイ!です
千葉県出身ですが今は東京の川の近くに住んでます。
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