貝ボタンの話 ~真珠との繋がり~
こんにちは、カジュアルファッションサポーター吉沢Aです。
もうすぐ夏休み!暑い日が続きますが、夏休みまで全力投球でいきましょう!!
さて、今回は貝釦の原料となる貝に大きく分けて、二枚貝と巻貝があります。今回は二枚貝についてのお話をします。巻貝については、こちらをどうぞ。
マザーオブパールってなに?
白蝶貝のボタンなどにマザーオブパールと表記されていることがあります。
ご存知の方もいるとは思いますが、マザーオブパールはその名の通り、真珠の母貝のことです。
二枚貝から作られるボタンの代表、白蝶、黒蝶、茶蝶はこの真珠の母貝が原料です。
二枚貝ボタンは内側の真珠層を加工して作られています。
ボタンについては弊社のホームページで詳しく説明されていますので
今回は、ボタンではなく真珠について簡単なお話をします。
真珠が出来る仕組み
真珠は貝に外部から異物が入り込むことにより始まります。
貝に入った異物が貝殻と外套膜(がいとうまく)と呼ばれる組織の間に入り込むと外套膜の上皮組織がこれを取り込もうとします。
外套膜は完全に異物を取り込み、袋状になります。
これを真珠袋と呼びます
真珠袋を形成した外套膜は、異物の方向にいくつもの層を形成していきますこれを真珠層とよびます
こうしていくつもの層が異物のまわりに取り囲んでできた物が真珠になります。
異物が悪さをしないようにする防衛策が美しい真珠を生み出すのです。
養殖真珠は異物となる核(ビーズ状の貝殻)と外套膜の小片を人の手で生殖器官の中に挿入します。
核となるビーズが大きければ大きい真珠となりますが、真珠の価値は大きければ良いという訳ではなく真珠層の厚みが重要とのこと。
次回は母貝の特徴について
アコヤ貝真珠・白蝶貝真珠・黒蝶貝真珠・茶蝶貝真珠(マベ貝真珠)の母貝の特徴についてをお話します。
次回も宜しくお願いします。
貝ボタンの購入はこちらからどうぞ。

クロッピー

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