ボタンホールにもいろいろな形があるんだね!
こんにちは。
クロップオザキ社長の尾崎です!
もうすぐ夏休みですね。当社も11日から16日までお休みをいただきます。私は息子の野球合宿があるので、いつもの週末のようにグランドにいると思います。今年の夏はホントに外にいることが多いです。ゆっくり冷房の効いた室内で過ごしたいな~。
さて、今回紹介するのはボタンホールの部分が変わったボタンです。ボタンホールとはボタンを付けるための糸を通す穴のこと。2つ穴と4つ穴が一般的です。その他に裏足と言って、表面にボタンを付ける穴がなく裏側に足のようにでっぱった部分があり、糸で留めるタイプがあります。ブレザーの金属ボタンなどはこのタイプですね。今回は表穴(おもてあな)と言われるタイプのボタンのみ紹介します。

裏足タイプの金属ボタン
ネコメボタン
まず、紹介するのはネコメです。文字通りボタンホール部分が猫の目のようになっているので、ネコメと言います。
このネコメボタン、アメリカのミリタリーやワーキングのシャツなんかにも昔はよく使われていました。このボタンホールだと表にボタン付け糸が出ないので擦れて切れることが少ない。なので、機能面を考慮して使われていました。
ネコメボタンの形状は人気があり、上の写真のユリア樹脂のボタンやポリエステルなどでもあります。
タヌキ穴ボタン
猫の次ぎはタヌキです(笑)
タヌキ穴と言われるボタンが存在します。まずは見てもらいましょう。
上から見ると、ボタンホール部分がタヌキの目のように見えることから「タヌキ穴」と言われます。このタヌキ穴のボタンは日本独自のもので結構昔からあるものなのです。このタヌキ穴も見た目の可愛らしさだけでなく、機能面もあるのです。ボタンホールが表から裏に向かって段階的に狭くなっています。こうすることで、ボタン付け糸が当たる部分の角度が緩やかになり、切れづらくしているのです。昔の人の知恵ですね。
おまけ
猫、タヌキと来て次ぎはなんの動物かと思われましたか?動物はおしまいです(笑)
ボタンホールが2つと4つとは限らないんです。5つとか6つとかもあります。

6つ穴。イカリ型に糸を付けられます。
まとめ
ボタンホールだけを取っても、いろいろな形状がありますね。ネコメボタン、タヌキ穴ボタンはその見た目だけでなく、機能面でもボタン付け糸が切れづらいという特徴があり、素晴らしいですね!!
ボタンをもっと楽しんでみてくださいね!
ボタンのご注文はこちらから
その他の問い合わせはこちらから

尾崎博之

最新記事 by 尾崎博之 (全て見る)
- 2022年8月11日~16日 夏季休暇 - 2022年8月10日
- 2022年3月28日上海ロックダウンの状況報告 - 2022年3月28日
- 2022年1月20日 付属の勉強会 ネーム・洗濯表示の基礎知識 - 2022年1月6日
関連記事
- PREV
- 裂き織り(さきおり)のコースターを作製中!
- NEXT
- ミリタリーフックという資材をパンツにいかが?