「ボタンを生地に合わせて染めたい!」というあなたへ
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最終更新日:2018/12/04
ボタンのこと, ネットショップのこと, 付属のこと
こんにちは!ネットショップ社長の尾崎です。
今日から弊社クロップオザキの展示会を渋谷のギャラリールデコで開催中です。
2016Spring&Summer向けの製品、生地、付属をご紹介しています。
14日 11:00〜19:00
15日 11:00〜19:00
16日 11:00〜17:00(最終日は終了時間が早いので注意してください)
場所はいつもの渋谷『LE DECO』
ぜひ、お立ち寄りくださいね~♪
さて、今日のご紹介するのはボタンの染色について。ボタンは素材によって後から染色をすることができます。レディースの洋服ではよくボタンを染色して、生地と同色にします。ボタンの染色は生地を染めるより簡単なので、結構気軽にできますよ!でも、注意点もあるのでそれもご紹介します。
染められるボタンとは?
ボタンはいろいろな素材でできています。その中でも後染色が可能な素材とそうでないものがあります。まず、天然素材で染色可能なのが、ナットボタン。ナットはもともとアイボリーナットと言われ、象牙色。色はすべて染色でつけています。貝ボタンも染色用にコーティングしているものは染められます。直染めと言って、コーティングしてなくても染めようと思えば、染められますが、ムラになったり、個体差が大きいのでお薦めできません。プラスチックのボタンだと、ポリエステル、ラクト(カゼイン)、ナイロンが染められる素材の代表です。
ナットボタン
貝ボタン
どうやって染めるの?
まず、ボールにお湯を沸かします。お湯が沸騰したら、触媒を入れ、染料を入れます(触媒と染料は、ボタンの素材によって違います)。それ後は染めたいボタンを入れて色を合わせていくだけ。最近はやりませんが、昔は私もよくサンプル分を染めました。染めのコツは染料はいきなりドバッと入れず、少しづつ、薄い色から合わせていくこと。濃く染まってしまったボタンの色を落とすのは大変なので。後、染料をよく溶かしてからボタンを入れること。よく溶けていないのに(粉末染料は特に)ボタンを入れると、斑点ができてしまいます。
色合わせはどうするの?
だいたい染め見本となる生地をいただき、それに合わせます。色合わせは絵の具と一緒で、色の組合せで色合わせをしていきます。ここは職人技になってきます。結構、難しいのが薄いグレー。グレーの染料を入れても色が合いません。私は赤と青で薄い紫を作り、そこに黄色を入れていました。面白いでしょ~。
染めにはロットはいるの?
ボタンを染色するのにロットは必要ないです。一つからでも染色可能です。でも、100ヶ以下だと小口代が必要になります。と言っても大して高くはありません。詳しくはこちらからお問い合わせください。
染色ボタンの取り扱い注意点
染色したボタンは、色落ちします。従って、白いシャツに赤く染めたボタンを付けたりすると赤い染料が生地についてしまうことがあります。生地の色より濃い色に染めたボタンを付けたり、配色でボタンの方が濃い色は使わないでください。どうしてもそういう使い方をしたい場合は、初めから色が付いている(原料から)ものをご使用ください。
染色しなくてもこんなにキレイな色ボタンあります!
まとめ
今回は染めボタンについてお話しました。染めボタンは簡単にできるオリジナル加工です。チャレンジしてみてくださいね。ただし、同色系でお願いします~。そうだ、自分で染めるときの注意点をひとつ追加。エプロンをしないと染料が飛んだりすると、落ちません!何度洋服をダメにしたことか・・・
クロップネットショップでも染色可能なボタンあります!
ボタンのページはこちらから。
詳しいお問合せはこちらから。
尾崎博之
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