ボタンの街のボタンの工場に行ってきました!

公開日: : 最終更新日:2018/12/04 ボタンのこと, 中国のこと, ネットショップのこと, 付属のこと, 海外のこと

こんにちは。

クロップオザキ社長の尾崎です!

日曜日から上海に来ています。朝、成田空港を出るときは大雨でしたが、上海に着くと、カラッとしていて気持ちのいい晴れ。心なしかいつもより空気もいいみたい。今朝も上海ではめずらしく綺麗な青空が広がっています。IMG_1137

 

さて、今回紹介するのは、上海近郊にあるボタンの街、浙江省の嘉善にあるボタン工場へ行ってきたので簡単なレポートをお届け。あんまり仕事してないなって思わないでくださいね(笑)

 

上海から浙江省の嘉善へ

上海クロップがあるの地下鉄3、4号線の延安西路駅を出発!

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隣の駅で10号線に乗り換え、新幹線の出発する虹橋駅へ。

この虹橋駅はとにかくデカいです。

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日本の駅では考えられないくらい天井が高く、だだ広っい空間で、まるで空港のようです。

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これが駅なんです。立っているの3F、2Fが待ち合わせ場所と改札。ホームは1Fです。改札がホーム毎にあるのが日本とは違うところですね。そして、ここから新幹線に乗り込みます。

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新幹線は満席。人気があります。値段も日本に比べるとかなりリーズナブルです。この新幹線に揺られる事30分。ボタンの街である嘉善の入り口、嘉善南駅に到着。

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中国の新幹線はまだ歴史が浅く、10年経たないほど。駅もまだ新しく、駅の周りには何にもないのが特徴です。この駅の周りも本当に何もないです。ここからは車で嘉善へ40分ほど。

 

嘉善ボタン工場へ

嘉善のボタン工場は工場と言っても日本のように大きな工場がある訳ではなく、民家のような建物で少人数で行っているところが多いです。今回、伺った工場も10名ほどの従業員でボタンを作っている工場です。

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この工場ではボタンの原料は作ってなく、タブレットと言ってラムネのような円筒形に輪切りにされた原料を近隣の協力工場から仕入れ、それを削って仕上げしています。

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これがタブレット。ポリエステルボタン。

タブレットを切削の機械で削っていきます。

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この機械はイタリア製です。ボタンの切削機械はイタリア製がほとんどです。その後、バリを取るために石と水でガラガラ回し、洗浄をし、最後にツヤを出すために竹のチップと一緒に一晩回します。

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ツヤ出しに使われる竹のチップ

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この木箱がガラガラ回ります。

最後に検品をして終了です。

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このボタンは水牛を染めたのだそうです。日本ではやりません。

 

ポリエステルボタンの原料

ポリエステルボタンの原料を作る工場にも訪問してきました。ポリエステルボタンの原料には棒管ポリと言って、金属の筒の中に色をつけて液体状にしたポリエステル樹脂を流し込む方法と大きな乾燥機のようなドラムの中に原料を流し込み板状の原料を作る板状ポリがあります。棒管ポリはできた棒状の原料を輪切りにしてタブレットを作ります。水牛調やナット調はこの方法で作ります。

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棒管ポリ

板状ポリは板の状態になるので、これを丸く型抜きし、タブレット状にします。貝調のボタンはこの方法で作成します。この日は原料を作ってなかったため写真がありません。

 

おまけ

お昼に行ったレストランにいた上海ガニ!

私は好きでないので食べませんですが、今年は例年より流通量が少なく、2割ほど高いそうです。高級料理です。

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まとめ

ボタンも様々な工程を経て、ようやく一つのボタンができます。ボタンは洋服においては脇役的な存在ですが、そのひとつ一つは人の手で一生懸命作られています。ボタンも大事にしてくださいね〜♪

ネットショップで販売しているボタンはこちらから

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2011年より株式会社クロップオザキの社長をやっています尾崎博之です。ファッション資材が大好きで、洋服を見るとまずファスナーやボタンに目が行ってしまいます!お客さまのお役に立つ情報を発信していきます!!

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