メッキのボタンについて~金属とABS~
2016/1/12
こんにちは、カジュアルファッション・サポーターの山田です。
冬休み明け、すぐの3連休はいかがお過ごしでしたか?
休みが多いのは結構なのですが、休みだと何かとお金が掛かってしまいますね(笑)
さて、今までもイカリの柄の入ったアンカーボタンを紹介していますが、
今回はメッキを施したあるアンカーボタンを紹介いたします。
というよりも、素材についてのお話です(笑)
素材である金属とABS樹脂のことをアンカーボタンを用いて紹介いたします。
金属メッキボタンについて
メッキを施してあるボタンには金属素材とABS素材の2種類があります。
まず、金属ですが(今回紹介する釦では)下記の種類があります。
MB → Brass(真鍮)
MC → Casting(キャスト)
DMC → メタルダイカスト(亜鉛)
金属素材にはボタンの作り方が何通りかあります。
その作り方により、同じ金属素材でも原料が変わってきます。
素材やデザインによって作り方が異なります。
今回のこの部分の説明はIRISさんのHPをご覧ください!
↓↓↓
http://www.iris.co.jp/technical/feature/index.php
(真鍮ボタンのつくり方をご覧ください)
ABSメッキボタンについて
次にABSです。
こちらはABS樹脂で作ったボタンにメッキをしております。
ポリエステルやナイロンではメッキがかかりませんが、
ABS樹脂だけはメッキが付けられます!すごい!!
オリジナルの型を作るときの注意点
オリジナルの型から作製したい場合に注意をして頂きたい事は
金属素材もABS素材も金属の型を作製して作るため、高価な型が必要です。
一度型を作製すると型の修正が出来なくなりますので要注意です。
生産ロットもそれぞれ異なります。
金属よりもABSの方が大量のロットがかかります。
釦のサイズによって異なりますが、
金属が500個ならABSは10000個といった具合です。
詳しくは営業担当までお問い合わせください。こちらかどうぞ。
金属メッキボタンとABSメッキボタンの見分け方
最後に、金属メッキボタンとABSメッキボタンの見分け方を説明します。
ABSの方が金属より軽いので持ってみればわかるという事はもちろんですが、
上の写真のように、裏側or側面に必ず注入口(丸い凹みやでっぱり)の跡があります。
これはパーティクルラインと言います。これがあるのがABSです。金属にはありませんん。
プラモデルを箱から開けた時を想像してださい!
パーツを外枠から外すとこんな感じになりますよね?
ABSもこのような工程で作られているので必ずこの注入口が出てくるんです!
これであなたもABSマスターです。
それではまた。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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