素材の違いで釦も変わる!!
こんにちはカジュアルファッションサポータ吉沢Aです。
真夏の暑さから開放されたと思ったら連日の雨で気分も沈みがちですが明るく楽しく行きましょう!
さて、今回は日頃皆様がお使いになっている釦の素材の特徴、製造方法についてです。
前回までの私のブログは貝釦でした。これは天然素材に分類されます。
ここではそれ以外のポリエステルや合成樹脂を使った釦についてご説明していきます。
ポリエステル釦
石油を原料とした不飽和ポリエステル樹脂で作られています。
液状で常温硬化が可能な為、釦として加工しやすいのが特徴です。
色出しが自由にでき、水牛、ナット、貝などの代用として多様なデザインバリエーションが表現できます。
代用される素材により製造方法は異なりますが、アルミのパイプに材料を流し込み柄をだす方法や、直径1m以上の大きなドラムの中に材料を流し込み、遠心力で層を形成形成する方法などが代表的です。
ユリア釦
尿素系の樹脂を原料としています。
後から着色出来ない為、原料の段階から着色して水牛、ナットなどの雰囲気が出るように色柄を組み、材料を板状に重ねる独特な製法がとられます。
この材料を長細く押し出してタブレットを作り、金型に入れて圧縮と加熱により成形します。
他の釦と比べ、堅牢、耐侯性、耐衝撃性、耐薬品性、耐熱性に優れているのが特徴です。
カゼイン釦
ラクト釦の名で親しまれていますが、原料は牛乳を原料としたレンネットカゼインです。
カゼインは立派な乳製品です。
原料のレンネットカゼインに光沢や色柄を出すため、白顔料、パール箔、水などを混ぜて成熟させ、熱と圧力で材料を練り合わせ、棒状や板状にして長期間乾燥させて表面加工の準備をします。
強度や耐薬品性などに優れ、染色性も良いのが特徴です。
続きは次回、ナイロン素材、ABSについてなどなど
暫しお待ち下さい。

クロッピー

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