ブランドの見えないこだわりとは!?
公開日:
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最終更新日:2018/12/04
付属のこと
こんにちは!
3連休はいかがお過ごしでしたでしょうか。私は最終日には野球も行かず、とってもゆっくり過ごせました。のんびり1日過ごせてリラックスできました!
さて、今日は付属から見るブランドのこだわりというお話。ボタンにブランドロゴを刻印したり、ブランドのアイコンの刺繍を入れたりするのは、わかりやすいブランドのこだわりです。今回紹介するのは、こんなところにも、こだわっていたのか!という付属を紹介します。
ブランドのこだわりボタン
毎日、「今日のボタン」という#で、ツイートしているのですが、一昨日ツイートがこれ。
今日のボタン:何年か前に流行していたプレミアムジーンズ。7 for all mankind のジーンズ。ボタンはタックボタンで、真鍮色で味があります。ロゴがボタンの縁に刻まれています。よくここに英語が書かれていますが、よく見るとブランド名だったりします。#今日のボタン #タックボタン #ボタン pic.twitter.com/64uPRcGhKY
— 尾崎博之(クロップ)ボタンやファスナーのことならお任せ、株式会社クロップオザキの社長です! (@cropozaki) September 16, 2018
もう死語になりつつあるプレミアムジーンズ。そのタックボタン。ボタンの表面にブランドのロゴが入っています。こういうボタンにロゴを入れるにもブランドのこだわりです。このボタンを作るためにも、初期費用が何万円も掛かりますし、ミニマムロットもありますから、ブランドのこだわりがないと作れません。
これも今はなき、プレミアムジーンズの王様のような「トゥルーレリジョン」のジーンズ。タックボタンにもリベットにもオリジナルの刻印。しかも、他には見ないほどのボタン、リベットの大きさ。存在感抜群です。
見えないところにも、こだわり!
昨日のツイート(下)。一昨日のジーンズのタックボタンの裏側。裏側にもブランド表す刻印の「7」が!こんな表には見えないところにもこだわっている。さすが、プレミアムジーンズです。
今日のボタン:昨日ツイートした 7 for all mankaindのジーンズのタックボタン。その裏側がこれ。私たちは足と言っていますが、タックボタンを打ち付ける裏側のビョウのようなもの。ここにも「7」の文字が刻印。こんなところ気づく人は少ないけど、こういうのがブランドのこだわり。#今日のボタン pic.twitter.com/y5V3pKkfgy
— 尾崎博之(クロップ)ボタンやファスナーのことならお任せ、株式会社クロップオザキの社長です! (@cropozaki) September 17, 2018
トゥルーレリジョンはどうでしょう?
やっぱりタックボタンの裏には、ブランドを表す「ひ」みたいなマークが。リベットの裏にも。
さらに、袋布(スレーキ)というポケットの布にもオリジナルの恵比寿さんがプリントされています。全く見えないのにこれもこだわりです。
ジーンズ以外にもあるブランドの細部へのこだわり
さらにプレミアムジーンズ以外にも家にある洋服を探してみました。まず、あったのが、ゴルフウェアのパンツ。これはパーリーゲイツのパンツ。リベットは生地と同じ色に塗装されたPGのロゴが刻印されたもの。パンツの色に合わせて塗装というのは、付属屋的視点では、まず凄いです。
そして、裏側。PGのロゴを目にしたニコちゃんマークです。これは知らない人が多いと思いますが、これはブランドのこだわりです。袋布にもPEARLY GATESがプリントされています。
次に、短パン社長ことアパレル会社ピーアイの奥ノ谷社長のブランド Keisuke okunoyaのTシャツ。表面的にはわかりません。
胸のポケットを裏返すと何やらメッセージのプリントされた杉綾テープがたたかれています。
さらに、初代のTシャツは、ポケットをちょっと下げると、ボディの方にプリントが!「I WAS BORN TO
LOVE YOU」のメッセージ。あれ、どこかで聞いた言葉だけど・・・まあ、いいか(笑)
イタリアのLARDINIのジャケット。イタリアファクトリーブランドとして、確固たる地位を持っています。フラワーホールの花のようなモチーフはラルディーニのアイコンとして有名。
ラルディーニに限らず、イタリアブランドではよくありますが、ジャケットの内ポケットのボタンに注目。表に使っているボタンと同じ高級感のあるボタンを内側にも使用。日本では、内側の見えないところは、コストを抑えるために、表面に使うボタンとは違う、安価なボタンを使うことが多いです。
衿吊(えりづり)にも、こだわりが。これもベースを共地で作っていますが、これだけで、機能的にはいい訳ですが、さらにロゴの入ったテープを付けています。機能面でいったら、どっちかがあればいいのですが、そこに両方を付けるのはブランドのこだわりなんです。
ラルフローレンのシャツは、衿キーパーにもブランドをプリントしています。これもなかなかないです。
まとめ
コストだけを考えれば、見えないところへこだわりは不要です。でも、それでは、他のブランドと一緒になってしまいます。見えないところだからこそ、そこも手を抜かない。しかし、そのこだわりを分かる人は、ほとんどいないかもしれません。でも、そこにコストを掛けても、こだわる。それがブランドなんですよね。そして、そういうブランドの姿勢にファンが生まれる訳です。コストばかりを追いかけるのではなく、細部にこだわるブランド。それが今の時代、求めらえる一つの価値なのかと感じています。神は細部に宿る!
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尾崎博之
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