ボタンのサイズはどうなっているの?
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最終更新日:2018/12/04
ボタンのこと, ネットショップのこと, 付属のこと
こんにちは!
株式会社クロップオザキの尾崎です。みなさん、ゴールデンウイークはいかがお過ごしでしたでしょうか? 私は毎年の事ですが、息子どもの野球の合宿に付き合い、野球三昧のお休みでした。おかげで顔と腕だけ真っ黒です!!
今回はボタンのサイズについてお話したいと思います。洋服を作っている方には当然のことだと思いますが、もう一度確認の意味で読んでいただけると嬉しいです!
ボタンのサイズってどう測るの?
ボタンのサイズは基本、直径のサイズで表示されます。単位は日本では、mm(ミリメートル)で表示します。どうやって測るのかというと正確には「ノギス」で測りますが、私たちはだいたい見れば何mmのボタンかわかります。
一般的に使用されるボタンのサイズは小さいものだと8mm, 9mmくらいから大きいものだと35mmくらいまであります。サイズ展開はボタンの種類によって若干違いますが、9mm, 10mm, 11.5mm, 13mm, 15mm, 18mm、20mm, 23mm, 25mm, 28/30mmというのがよくあるサイズです。
直径で測らないボタンもあります。代表例はダッフルコートに使うトグルボタン。これは長い方向の端から端までの長さで表示します。50mmとか60mmなどが一般的です。
サイズによっての用途は?
まず、シャツですがシャツについているボタンは小さいですよね。一番一般的なサイズは11.5mmです。レディースとメンズどちらにも使用できるサイズです。レディースのブラウスなどは少し小さい10mmも使うこともよくあります。メンズは逆に13mmを使うこともあります。ポロシャツも11.5mmが多いですね。
ボタンダウンのシャツの場合、ボタンダウンのところはフロントより小さい9mmか10mmを使います。また、袖の剣ボロのところも
ひと回り小さい9mmや10mmを使います。
このシャツはフロント、袖は11.5mm
衿と剣ボロには10mmの貝ボタンが付いています。
次にスーツの上着やジャケットですが、フロントのボタンは20mmを使い、袖や内ポケットのボタンは15mmを使います。
スーツのパンツやスラックスのフロントボタンには15mmのボタンを使います。カジュアルパンツになるとフロントボタンにはスーツのパンツより大きめのボタン18mmや20mmを使うこともあります。
このパンツはフロントは20mmの内掛けボタンは15mmが付いています
縫い付けではないジーンズのフロントに付くタックボタンは17mmというサイズが一般的です。
最後にコートですが、フロントボタンには大きめの23mm, 25mmのボタンが付くことが多いです。レディースのコートですともっと大きな28mmとか30mmが付くこともあります。また、大きいボタンは縫い付けた生地に負荷が掛かるので、裏側に力ボタンという小さいボタンを付けます。この力ボタンは8mm,10mmが一般的です。
おまけ
日本だとmmで表示しますが、イタリアやアメリカでは、line(ライン)という表示をします。ちなみに1L=1/40inchなので、0.635mmです。よく使われる11.5mmは18L、15mmは24L、20mmは32Lとなります。
まとめ
ボタンのサイズについてのお話でした。ここに書いたボタンサイズによる用途は一般的なものですのでデザインによって大きく変わることもあります。ボタンを変えるときなどに参考にしてくださいね!
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
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尾崎博之

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