「ファスナー」は3つに分類されるってご存知でした?
カジュアルファッション・サポーターの吉沢Aことヨッシーです。
数十年の付属屋人生の中でも、私がもっとも得意しているのがファスナーなんです。
なので今回はファスナーについて少々うんちくをお話しします!
そもそもファスナーとは?
衣類などの留め具のうち、何度でも自在に開け閉めできるものでファスナーは英語で「しっかり留めるもの」を意味します。
”fasten”が語源で、この言葉、国際線の飛行機に乗るとよく聞く、”Please faste a seatbelt”(シートベルトをお締め下さい)に出てきます。
そんなファスナーは構造の観点から、点、面、線のファスナーに大別されます。
皆様が想像するファスナーは、いわゆる「チャック」は線ファスナーです。
3つのファスナーについて解説していきます。
点ファスナー
点ファスナーは点で留めることを意味します。工業用ですと、ボルト、釘、ナットなども点ファスナーの分類に入るそうですが衣料用として代表的な物は、ドット釦(SNAP FATENER)です。
ちなみにドット釦の名称は、第一次世界大戦の頃にアメリカのDOTファスナーズ社が開発したためドット釦の名称として一般的になったようです。
面ファスナー
面で留めるファスナーで、代表的な物としてはマジックテープ、ベルクロ、クイックロンなどがそうです。
一般的にはマジックテープの呼び方が一番分かりやすいかもしれません。
ちなみに、マジックテープは㈱クラレ、ベルクロはベルクロUS社、クイックロンはYKKの商標です。
線ファスナー
線で留めるファスナーで、皆様がファスナーと聞いた場合、多くの人が想像するのがこの線ファスナーです。
スライドファスナー、ジッパー、ジップ、チャックなどとも呼ばれていますが一般的にはファスナーの呼び方で親しまれています。
チャックの呼び方は、昭和初期尾道の人がファスナーを作り始め、チャック印というトレードマークで売り始め、評判を呼びファスナーの代名詞になったそうです。ちなみにチャックは巾着が語源らしいです。無論チャックの呼び方は日本だけです。
スライドファスナーは、1891年アメリカでウィットコム.L.ジャドソン氏が靴紐を結ぶ不便さを解決しようと考案したものが起源とされています。
まとめ
ファスナーとは「留めるのも」の総称であることがお分かり頂けたと思います。
用途に応じて使い分けができるのがうれしいですね!
点でも面でも線でもファスナーのことならお任せ下さい。
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