ファスナーを発注するときに注意すること
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最終更新日:2018/12/03
今さら聞けないファッション資材のこと, ファスナーのこと, 付属のこと
こんにちは。
クロップオザキ社長の尾崎です!
この週末はクロップオザキ恒例の有志社員によるゴルフ合宿に行ってきました!
今回は茨城県の常陸太田市にある温泉付きのゴルフ場で、ゴルフに温泉にお酒にと楽しんできました。
みんなで1泊2日するというのは非日常でとても楽しかったです。来年がまた楽しみ!!
さて、今回紹介するのは、ファスナーのことです。ボタンと違いファスナーはいろいろ組合せて発注をします。エレメントという務歯の種類と大きさ、テープの色と長さ、そして、引き手の部分であるスライダーを組合せます。今回、そのスライダーについてのお話です。
スライダーとは?
スライダーとはファスナーを開閉する引き手の部分のことです。引き手を引っ張ることでスライダーが上下に動き、ファスナーを開閉させることができます。なのでファスナーにはスライダーが必須です。このスライダーも形状で選ぶことができますが、選ぶ際に気をつけなければならないことがあります。
スライダーを選ぶ際に気をつけることは?
スライダーは基本的にデザインで選ぶことが多いですが、気をつけなければならないのがロック機能です。スライダーには引き手部分を引っ張らないと上下に動かないロック機能が付いているものと、付いていないものがあります。一見、同じ形状のスライダーでもロック機能があるものとないものがあります。
上はロック機能あり、下はロック機能なしです。ロック機能がないものはファスナーのテープを左右に引っ張るとスライダーがスルスルっと落ちてしまいます。もし、パンツのフロントにこのスライダーを選んでしまうと大変です。知らない内にファスナーが開いてしまうなんてことがおきます。ブルゾンのフロントも満員電車なんかでブルゾンが引っ張られるとファスナーが開いてしまいます。
洋服に使うものには基本的にロック機能の付いたスライダーを使ってください。どこで見分けるのかというと、YKKのスライダーカタログの品番の2桁目を見ます。ここが「F」はロック機能なしです。「A」「N」「S」のものを選んでください。
洗い加工をするときのスライダー
もうひとつ洗い加工をする場合に使うファスナーは、より頑丈でシンプルな構造になっている1桁目がGで2桁目がSの「GS」スライダーをお使い下さい。逆にGSではないスライダーだと、洗い加工やその後のタンブラー乾燥で破損したりする可能性があります。
おまけ
リバーシブルブルゾンのフロントファスナーには回転スライダーというのをスライダー品番の2桁目が「U」のものです。このスライダーは裏側に引き手部分が回る仕組みになっています。
まとめ
ファスナーはボタンと違って、組合せで発注するのでちょっと難しいです。また、スライダー選びを間違ってしまうと問題になってしまうことがありますが、ご注意下さいね。わからないことをがありましたら、お気軽にお問合せください。
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尾崎博之
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