こんにちは。
マーケティング・新規開発部の野崎です。
クロップオザキでは10月より、品川女子学院で全4回にわたる【特別講座】を実施させていただくことになりました。今回は、その講座についてお話しさせていただきます。
なぜ品川女子学院で講座を開くことに?
品川女子学院は、品川にある中高一貫の学校で【教科の枠に収まらない学びもある】という考えのもと、放課後などに希望者が社会人から学ぶ特別講座を実施しています。特別講座は希望制で毎年30以上企画されており、生徒の方々が刺激を受け、視野を広げたり自分の将来を考えるきっかけにしているそうです。

特別講座の話をお伺いしていると とても興味深く、私も参加したいと思うような内容ばかりです。
そんな特別講座をなぜクロップオザキが開催させていただくことになったかというと、
弊社のお客様の紹介でお繋ぎいただいた先生方が被服部(部活動)の顧問で、ショールームで一度お話をしたところ盛り上がり、生徒たちにも見てもらいたいという話になったためです。
付属屋で働いていると、だんだんサンプル帳も見慣れてきてしまって、付属のサンプル帳を見て盛り上がることも少なくなってしまうので、なんだか新鮮で嬉しい気持ちになりました。

特別講座でどんなことを伝えたいか
そんなきっかけで特別講座をさせていただけることになり、社内に持ち帰って内容を考えていきました。
どんな講座にしたら楽しいか?せっかく開催するのであれば、楽しんでいただきたいのはもちろんですが、私たちが生徒の方々に伝えられて、視野を広げたり、将来のことを考えるきっかけなれるような内容にしたいな、と思い、講座の方向性を検討していきました。
特別講座で伝えたいこと
ファッションが好きで将来アパレル業界で働いてみたい、と考えている人はいても、なかなか付属屋という仕事自体を知っている人は少ないです。
まずは、「付属屋」と「付属」を知ってもらいたいと思いました。
毎年ファッション専門学校でボタンの講義をしているのですが、そのなかで「ボタンを見て服を買うか買わないか決めたことがある人?」と聞くと、あまり手が挙がりません。
ファッションが好きな人ですら、買うときに生地で選ぶことはあっても、ボタンやファスナーなどの小さな資材に注目する人は少ないのです。
最近ではコストカットのため、付属は海外で工場にお任せ手配、というようなスタイルのアパレルブランドもありますが、
アパレルブランドで働く人が1つ1つ真剣に考えて選んだ付属を、消費者がそれを感じながら買うことができたら、付属屋としてはとても嬉しいことだと思いました。
また、アパレル業界には様々な課題があります。
大量生産、環境汚染、労働者の人権問題・・・
消費者が何を買うかは自由で、全員同じ方向を向かせたいわけではありませんが、こういった現状を知らずに消費活動を行うのと、知っていて自ら選択をして消費活動を行うのは、全く違うと思います。
そのため今回の講座で、そういったアパレルの現状を中立的にお話しすることで、生徒の方々が自分たちの未来や、これからの消費活動を考えるきっかけになったら良いと思いました。
次回から実際の講座の様子をレポートしてきたいと思います。

Yuka Nozaki
2018年新卒で入社しました。
お客様に、ものづくりがもっと楽しくなるような、付属の魅力を伝えられる営業になれるよう、日々勉強をしております。
休日は絵を描いたりやピアノをして過ごしていて、自分自身も何かを作ることが大好きです。皆さまのお役に立てるよう、精一杯頑張ります!
どうぞよろしくお願い致します!

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