金属よりも軽くて安い?!プラスチックのドットボタンとは?

公開日: : 最終更新日:2020/07/16 ボタンのこと, 付属のこと

こんにちは~

カジュアルサポーターの小島です。

今冬は暖冬で、何だか調子が狂っちゃいますね。来夏は、冷夏かな~?
我が家は寒―い八王子(笑)のため、毎年冬になると窓の結露の掃除やカビ対策が非常に毎日大変なのです。

さて今日は、プラスチックドットボタンについて、お話します。

プラスチックドットボタンとは?

ドットボタンとは、4パーツで成り立っているスナップボタンのことを、ここでは指しています。素材は大きく分けて、金属タイプと樹脂タイプの2通りあります。

今回は、樹脂タイプ=プラスチックドットの事をご紹介します。

金属タイプ ドットボタン

プラスチックドットボタン(=樹脂タイプ)

通称、プラドットと呼んでいるこの商品は、主に、スポ-ツウエア、子供服(ベビー含む)、ユニホーム製品などに多く使われることが多いです。

当社では、3社のメーカーを取り扱っています。YKKモリトカジテックの3社になります。



はじめに打ち機の確認

まず、パ-ツを手配する前に大切なことは「依頼する工場にどのメ-カーの打ち機が有るのかを確認する」ことです。

打ち機の例(YKK)

そして、駒(アタッチメント)があるかどうか、ない場合、駒はどこが手配するのか等を相談します。それらをクリアしてから、それに合うメ-カーのパーツを手配します。この順番が逆にしてしまうと、あとで厄介になる場合もありますので、ご注意ください。

使用できる打ち機がどこのメーカーのものなのかを確認してから、商品を選定していくのがスムーズです。そして駒も必要ですので、無ければ駒も一緒に手配していきます。

プラドットのパーツについて(組み合わせ)

4パーツの組み合わせは、CAP(キャップ)/ SOCKET(ソケット)/STUD(スタッド)/CAP(キャップ)になります。※アンダーパーツ側のキャップを「POST(ポスト)」と言うこともあります。

YKKプラドットのパーツ組み合わせ

つまりCAPは、基本は表&裏共に兼用で使用します。裏CAPのサイズや色を変更したい時には、指示をすれば変更できます。



メーカー毎の特徴

次に各社の特徴を比べてみましょう

YKK

キャップカラー(ツヤ)

キャップカラー(ケシ)

他社に比べて色展開が一番豊富です。
CAPはツヤ、ケシがありますが、内側のソケット、スタッドはツヤのみの規格です。

アンダーパーツカラー

YKKメンテナンスでの機械取扱いの為、不良率も少ないです。

 

モリト

PZ-7組み合わせ(キャップ/ホソの色はお選びいただけます)

モリトのPZー7(プラズマ7)に関しては、バネ=【ソケット】、ゲンコ=【スタッド】がオフ白のみの規格です。CAPは、全品番にツヤ、ケシの色展開があります。やはり内側のソケット、スタッドはツヤのみの規格です。

キャップカラー(ツヤ)

キャップカラー(ケシ)

余談ですが、樹脂のタックボタンの色展開もあります。

樹脂タックボタン カラー



カジテック

キャップカラー(ツヤ)

キャップカラー(ケシ)

色数は多くありませんが、在庫が豊富で下組も染対応ができます。

ソケット&スタッド カラー

オリジナルロゴのレ-ザー加工も、割安で対応できます。

オリジナル ロゴ加工※一部文字をぼかしています。

プラドットの用途・メリット・注意点

プラドットは軽いという特徴からスポーツウェア、ユニフォーム、ベビー服でよく使われます。その他の用途としては、雑貨でも多くみられます。リュック、エコバッグでも軽く仕上がることで好まれて使われます。

プラドットを使用する大きなメリットとして、軽くて安全な事です。安全というのは静電気を起こさないのでユニフォームにも使用されています(帯電防止)。

また、同色使いの場合、目立たなくてさり気ない存在感も魅力的なところです。そして、金属に比べて価格が安いのも大きな魅力ですね。

プラドットのデメリットとしては、衝撃が弱く割れやすいことです。取り扱いは優しくする注意が必要となります。また、直接アイロンは当てないようお願い致します。

 

まとめ

以上、プラドットの特長や注意点をお伝えしました。次回はより詳しく、オリジナル加工の方法等を掲載する予定です。ではお楽しみに~

プラドットは「スナップボタン」というボタンの一種ですが、スナップボタンの種類については下記ブログでご紹介しておりますので、是非ご覧くださいね!

スナップボタンとは?~豊富な種類を写真付きで詳しくご紹介!~

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芯地アドバイザーの小島です。
お客様のファッションテイストに合いそうなファッション資材をお届けして、気が付けばキャリア20年以上になっていました!
繊維製品品質管理士(TES)の資格を取得し、これからもお客さまへ商品と共に、安全&安心をお届けしたいと日々頑張っております。 何でもご相談くださいませ。

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