高級天然素材 鼈甲(べっこう)釦!
カジュアルファッションサポーター吉沢Aです。
梅雨真っ只中、皆様いかがお過ごしでしょうか?
梅雨の時期もいやなのですが、その先の灼熱のシーズン!
なぜか ゾ~っとしてしまいます。
子供のころは、夏は何が無くてもワクワクする大好きな季節だったのですが。。。
年寄りには少々辛いです。
さて年寄りの愚痴はここまでとして、今回は本鼈甲釦のご紹介を致します。
本鼈甲釦
名前は耳にすることがあると思いますが、本物を知っている方は少ないはず。
材料はタイマイと言う海亀の甲羅です。
メガネや、簪の材料として知られていますが、現在ではワシントン条約により捕獲、輸入が禁止されとても高価な材料です。
今でも鼈甲細工は作られていますが、禁止前に輸入された原料を使っています。
某釦メーカーでも以前作った物が多少ストックされていますが、
うそ?!って言う位の値段です。
ちなみにインターネットの通販サイトでは、20mm 1個、一万円近い値段が
ついていました。
代用品として
本物を使うのはまず無理として、水牛やポリエステルで鼈甲調にしている釦があります。
水牛は薄いベージュ系の材料や、漂白を施したりして鼈甲調の雰囲気を出しています。
水牛も天然素材ですのでお高めになります
ポリエステルですとコストメリットがあり、見栄えも良く出来ていてオススメです。
水牛釦 ポリエステル釦
鼈甲の名前の由来
鼈甲の(鼈)の字は俗に言う(すっぽん亀)を意味します。
江戸時代、タイマイの工芸品は贅沢品として販売禁止になった時に、
すっぽん亀の甲羅と偽って役人の目をごまかしたことから来ているようです。
さすがに現代では通用しませんね。

クロッピー

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