YKKのファスナーだけど、YKKの刻印のないファスナー
こんにちは!クロップオザキの社長の尾崎です!
土曜日、関東では夕焼けの投稿が多かったです。私も埼玉にいたのですが、綺麗な夕焼けに遭遇。思わずFacebookにもTwitterにも投稿しました!
さて、今日のお話はファスナーのこと。日本でファスナーと言えば、YKKです。国内シェアの95%以上を占めているので、私たちも、お客様も、「ファスナー=YKK」というのが常識。でも、ファスナーがYKKだけだとつまらないと言うデザイナーさんや企画の方の声があるのも確か。YKK以外のファスナーもあるのですが、やっぱりYKKが品質的にも、調達のしやすさ的にも安心ですし、楽です。今回は、YKKのファスナーなのに、YKKとわからないファスナーをご紹介します。
YKK以外のファスナーってどんなの?
YKK以外のファスナーだと、日本では、朝日ファスナーという三重のメーカーがあります。ここではビンテージファスナーの「WALDES」とか、高級感のあるファスナーの「ラコニー」を作っていますが、価格的に高価です。
あとは、海外のファスナーメーカーになります。スイスのriri、イタリアのLampoなどが有名で、日本でも扱えますが、こちらも値段が高いのと、納期が輸入品なので掛かります。
最近は、中国のファスナーメーカーのファスナーも多いです。技術的には上がってきていると思われますが、品質的に安心できないので、私たちはお勧めしません。
やっぱりYKKのファスナーがいい
輸入ファスナーをお使いになるお客様もいらっしゃいますが、やっぱりYKKのファスナーの方が安心して使うことができます。納期も確実ですしね。今はちょっとご迷惑をお掛けしていますが(笑)
YKKのファスナーで言うと、皆さんも一度は目にしたことがあると思われますが、引き手の部分に入る「YKK」のマーク。
引き手の「YKK」を変えたい!
この引き手部分の「YKK」と入るのが嫌という企画の方も多いです。パンツの場合は目立たないからいいのですが、ブルゾンだとフロントやポケットにファスナーが付き、引き手が目立ちますからね。なので、ちょっといいブランドだと、オリジナルのブランドロゴを入れた引き手を使います。しかし、その場合、型代が掛かったり、ある程度の数量を作る必要もあるので、在庫になってしまう可能性もあります。
他にはYKKのCAとかZAのスライダーに、既成の後付け引き手を付けると言う手もあります。ですが、この場合は後付けの引き手の分、コストアップになってしまいます。引き手を取り付ける加工賃も必要ですしね。
そこで、今回紹介するファスナーがお勧めなんです!
YKKなのに刻印が「YKK」でないファスナー
YKKのファスナーなのですが、引き手部分の刻印が「YKK」でないファスナーがあります。それがコレです。
引き手部分に書かれているのは「UNIVERSAL」です。この「UNIVERSAL」のファスナー知っている人もいるかもしれませんが、アメリカの老舗ファスナーメーカーなんです。それなのになぜYKKのファスナーに刻印されているのでしょうか?
実は数年前にYKKが、このUNIVERSAL社買収をしたのです。なので、ファスナー本体はYKKのものに、UNIVERSAL刻印の引き手を使うことができるのです。写真のような黒塗り系のファスナーに合わせるとビンテージ感が増します。
シルバー系でもカッコいいです。
この使い方なら、通常のYKKのファスナーとさほど値段も変わらずに調達できます。しかも、YKK製なので、品質的にも納期的にも安心という訳です。金属ファスナーに限られますけど。
おまけ
もっと本格的なビンテージ調がいいという方には、先述の朝日ファスナーの「WALDES」かYKKでも「オールドアメリカン」という1900年代半ばのアメリカでのファスナー生産を再現した商品がありますのでそちらをどうぞ。価格は高いです。
まとめ
ファスナーといえば「YKK」と言う常識が、「ファッションとしてはつまらない」という意見があるのも確か。でも、海外のファスナーでは値段的にも、納期的にもはまらないという方も多い。ちょっとした工夫でYKKのファスナーだけど、YKKに感じさせないファスナーがありますので、そういったファスナーをお使いになるのをお勧めします!
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尾崎博之

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