わたしのすきなもの /「喜劇とんかつ一代」

公開日: : 最終更新日:2018/12/03 Mr.Unoの「わたしのすきなもの」

2018/1/10更新

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こんばんわ

管理業務サポーターの宇野です。

アパレルメーカーのスタッフさんの感性を刺激するモノ・コト・ヒトをご紹介するという趣旨の当ブログ。

今回は、川島雄三監督の映画「喜劇とんかつ一代」をご紹介します。

 

黄金色に輝く とんかつ の四文字。 豚カツ じゃないんだな。

 

数年前、正月早々の三日、都内の名画座に映画を観に行った。なぜ出かけたかというと、その日の上映が「喜劇とんかつ一代 」だったからだ。

監督は川島雄三、主演は森繁久彌、1963年公開。とんかつ屋を舞台に繰り広げる人情喜劇で、ずっと見逃していた。

お正月映画に「とんかつ一代」だなんて洒落たラインナップだなあとわくわくしながら駆けつけると、50席ほどの小さな劇場は大入り満員だ。

全編ドタバタ、の呑気な映画は期待通り。森繁久彌は以前修業していたフランス料理店のコック長の妹 と駆け落ちして、上野のとんかつ屋「とん久」を営んでいる。三木のり平、池内淳子、団令子、山茶花究、フランキー堺、岡田真澄他60年代前半の東宝俳優が、みんな好き勝手に演っているところがたまらなく可笑しい。

チョビ髭の若い森繁久彌は「とんかつが喰えなくなったら死んでしまいたい」が口ぐせなのだが、主題歌「とんかつの唄」がまた人を喰っている。

正月に聴く ジャンル不明の不思議なとんかつ讃歌。何かとあとを引き、

「♪とんかつが喰えなくなったら~」のフレーズをつい口ずさんでしまう。

 

とんかつ屋が開いてる日に観に来なきゃ意味がない映画ではある。が、

残念ながら 正月三ヶ日に開いている老舗のとんかつ屋はとても少ない。

 

 

次回は ジャン・リュック・ゴダール監督の映画『軽蔑』を取り上げます。

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宇野圭助

管理業務部 総務経理課株式会社クロップオザキ
わたしのきらいなもの//午前十時/目が覚めること/仕事の打ち合わせのコーヒー/駅の人混み/吸殻/シアサッカー生地/コンチネンタル・ブレックファスト/プル・オーバーのシャツ/作り話/ウィスキー/男のロング・ヘアー/物音/長編小説/マトン/インスタント・リプレイ/午後七時/とりあえず/Cマイナー/カクテル・パーティ/雨の降り始め/鈍感/アーティ・チョーク/自分のことを書く人間

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