今さら聞けない「くるみボタン」を注文するときの注意点!

カジュアルファッションサポーターの笠鳥です。

 

東京都も梅雨入りしました。

これから約1か月、雨とジメジメとの戦いです。

今月のAリーグはどうなるか・・・雨なのか・・・まさかの晴れなのか・・・

 

Aリーグに参加の方々。今期から雨天決行なので準備はお忘れなく。

 

くるみボタン発注の注意点

本日は、「くるみボタン発注の注意点」について紹介します。

くるみボタン①

 

くるみボタンもいろいろ

くるみボタンと言っても、たくさん種類があります。
裏側に足が付いているもの、ハトメが付いているもの、(ハトメが大きものや変わった形の物)
生地を2種類使ってツートンカラーに見せる物、
貝調、水牛調などのパーツと一緒に組み合わせたもの、種類と組み合わせは様々です。
くるみボタン②    くるみボタン③    くるみボタン⑧    くるみボタン④

 

テストが必要です!

くるみボタンを使用する際は、量産に入る前に必ずサンプル作成をして、その生地で包めるのかどうか必ずテストして下さい。くるみ釦を作る際、ほぼ99%芯地を貼ります。機械で包む際に、生地が伸びたり、切れたりするのを防ぐ為です。一見、大丈夫そうな生地でもサンプルを作ってみないと、思ってもみないような事故につながる場合もあったりします。

 

薄い生地、ニット、カットソーは要注意!

薄い生地の場合は、生地の風合いをなるべく損なわない為に薄い芯地を貼りますが、中身のアルミが透けて、キラキラと光ってしまいます。

ニットやカットソーでも芯地を貼って伸びないようにし、包む事も可能ですが編み物なので、機械で包む際や、はと目を打った後に糸がほつれて壊れて可能性があります。

なので、サンプルを作成してみてからくるみボタンに向いている生地なのかそうでないのか判断してもらってから量産は進行するようにしましょう。

 

くるみボタンは非検針のボタンだと思って下さい!

生地の下に来る中身の素材は「アルミ」なのでサイズの大きい釦や、小さいサイズでもまとめて付けるようなデザインの場合は、アルミが金属と見なされてしまい、検針機に反応してしまいます。そんな時は、形は限定されてしまいますが「マルチくるみ」と呼ばれる上下のパーツがプラスチップの物も御座いますので、そちらをご利用下さい。

※ 生地以外にも合皮・本革でも包むことは可能です。

こちらも、出来ない場合もありますので、サンプルは必ず作成お願い致します。

※ 本革の場合は、色落ちにも十分お気を付け下さい。

本革のくるみボタン

↓ ↓ ↓

くるみボタン⑤合皮

 

オーダーの仕方に要注意なのは実は「平くるみ」!

くるみボタンの中でも一番一般的でよく使われるのが「平くるみ」。しかし、この「平くるみ」の注文をするときに気を付けないといけないことがあります。「平くるみ」と似たような名前の「フラットくるみ」というボタンがあります。勢いで同じ商品だろうと「平くるみ」を「フラットくるみ」でオーダーすると表面が平べったい別のボタンが上がって来てしまいます。

 

くるみボタン⑥平・フラット

 

名前の関係でわかりずらいのですが「平くるみ」は真っ平らなボタンではなく、少しふっくら丸みを帯びています。それに対し「フラットくるみ」表面が真っ平らなボタンです。なので、逆も気を付ける必要があります。

くるみボタン⑦

写真の奥から順番に、

平べったいのが「フラットクルミ」

少しふっくらしてるのが「平クルミ」

山が高いのが「ハーフトップ」
お間違えの無いようお願い致します。

 

まとめ

くるみボタンはDIYキットも売っていて、自分で作成できるほど一般的なボタンになっています。しかし、量産分を作成するとなると、洋服になってから問題が起こるとその処理は大変です。ぜひ量産に入る前に上記のことを確認してくださいね!

それでは、今後とも宜しくお願い致します。

お問い合わせ、質問等ございましたら、こちらからどうぞ♪

 

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笠鳥

営業1部2課 課長株式会社クロップオザキ
スポ・カジファッションサポーターの笠鳥と申します。
週末は少年サッカーのコーチをしているので年がら年中真っ黒です。
葛飾区で練習試合が出来るチームの方、連絡待ってまーす。
宜しくお願い致します。

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