ダウンに代わる粒中綿とは?その種類や取り扱いの注意点

カジュアルファッションサポーターの野崎です。

前回は粒中綿とダウンの違いについてお話しさせて頂きました。前回の記事はこちら

 

前回の記事を書いていたら、ダウンの保温性の高さを改めて感じました。それからというもの、私はどんな鳥を見ても、「あったかそうだな~」とまじまじ眺めてしまいます。(笑) ということで、カメラロールにあったかわいい鳥たちをご紹介。こちらは先日ディズニーランドへ出かけた時に見つけたカモさん。

 

カメラロールをあさっていると、去年ドイツで見た鳥(名前何ていうんだろう・・・)も、とても暖かそうでした。寒い地域の方がやはり羽毛の保温性も高いのでしょうか。

ウサギも、寒い地域は耳が短い傾向があると言いますし、鳥の羽毛も環境に適応しているのかもしれません。こうやって見ていると、ダウン製品も大事に使わなくてはいけないなとしみじみ感じます。

今回のブログでは前回に引き続き、ダウンに代わる新しい資材、粒中綿の種類・取扱いについてご紹介していきます。

 

粒中綿とは

粒中綿とは、中綿とダウンの特徴を併せ持った資材です。

粒中綿

 

中綿と同じように、主にポリエステルなどの化学繊維や、植物からつくられる再生繊維からできています。中綿のようなシート状ではなく、中綿の繊維が粒々になっています。見た目はダウンに似ていて、ダウンと同じようにホースのような機械を使って注入します。

 

嵩高性(かさだかせい)に優れているためシルエットを美しくみせることができ、繊維の間に空気を含ませることで、保温性にも優れています。天然の羽毛であるダウンと比較すると保温性は低いですが、人工的にできた繊維であるため基本的に洗濯可能なことが特長です。

 

粒中綿の種類

まだあまり広くは知られていない粒中綿ですが、粒中綿の中にも種類があります。ポリエステル100%のものが多いですが、キュプラが混ざっているものや、ウールが混ざっているものもあります。ポリエステルだけでは発揮できない機能を他の資材を混ぜることで補っています。

 

 

中にはダウンやフェザーを混ぜているものもあります。

 

キュプラ10%,ポリエステル40%,ダウン・フェザー50%

 

天然繊維を混ぜると洗濯はできなくなりますが、保温性を高めることがきます。また、ダウン100%と比較すると、性能をなるべく維持したまま、コストを抑えることができます。

 

粒中綿トップサーモ

トップサーモ

「トップサーモ粒わた」は、キュプラとポリエステルを組み合わせた粒中綿です。

《特徴》

  • キュプラは繊維の断面が真円に近いため、柔らかい風合いで嵩高性が良い
  • 繊維にあるミクロの空気層により、吸湿発熱性が高い
  • 汗を吸放湿する機能があり、蒸れにくい
  • トップサーモの原料の1つであるキュプラは、綿の種子のまわりの繊維「コットンリンター」を原料としている為、環境負荷が少ない

※他にも様々な粒中綿がございますので、ご興味のある方はこちらまでお問い合わせください。

 

 

粒中綿の取扱い方法

《縫製方法》

通常の中綿と違いシート状になっていないため、ダウンと同じ充填の機械が必要となります。服の表地と裏地の間にダウンパックという袋を作り、その充填機械を使ってその中にホースのようなもので注入していきます。

中国のダウン工場

 

《注意点》

  • ポリエステルなどの化学繊維でできている粒中綿は洗濯をすることができます。しかし、中にはウール・ダウン・フェザーなどの天然繊維を混ぜてつくっている粒中綿があるため、混率を確認してから洗濯可能か判断をしてください。わからない場合はお問い合わせください。
  • ダウンと比較すると、体積当たりの質量が大きいです。商品によって差はありますが、粒中綿は体積当たりの質量がダウンの約1.5倍とも言われています。そのため、細かくスティッチを入れないと、重さで粒中綿が下によってしまうことがあります。量産生産前にサンプルを作成してご確認ください。

 

最近話題の資材「粒中綿」いかがでしたでしょうか? 注意点もありますが、環境や動物に優しいものづくりが注目されている現在、とても興味深い資材です!最後までお読みいただきありがとうございました!

 

粒中綿に関してのお問い合わせはこちらから

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野崎有花

野崎有花

カジュアルファッションサポーターの野崎有花です。
2018年新卒で入社しました。
お客様に、「クロップに頼んでよかった!」と思って頂けるような
営業になるため、日々勉強しています。
プライベートでは、絵や写真やピアノなど芸術分野が大好きです。
どうぞよろしくお願い致します!

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