ダウン製品のダウンの吹き出しでお困りの方へ

おはようございます!

先週末も雪が降り、寒い日が続きますね。

でも、もうひと月もすれば梅の季節ですし(スギの季節でもあるけど)

我が家の梅の蕾もだいぶふくらんで来ました〜♪

年々寒いのが嫌いになるテキスタイル担当の瀧澤です。

 縫い目からのダウンの吹き出しを無くした画期的な高密度タフタ

軽くて暖かくてコンパクトなダウン製品

最近のハイカウントの高密度織物の進化は目覚ましいです。

すでに10デニール以下のハイカウントのタフタも商品化されていて

薄くてソフトな風合いの高密度織物の進化によって

ダウン製品の軽量・コンパクト化が進みんでいます。

またダウンパックなどを使うことで

ウールやデニムの様なカジュアルなテクスチャーの素材でも

ダウン製品を楽しむことが出来るようになりました。

ダウン製品の2つの欠点

このように軽くて暖かくてコンパクトなダウン製品ですが

欠点の1つが湿度に弱く雨などで濡れると保温性が急激に低下すること。

2つ目がダウンの吹き出しです。

野外活動での保温性の低下にはシチュエーションに合わせた

レイヤリング等の対策が必要ですが、その話は別の機会に譲ります。

命に関わる欠点では無いけれどもタウンユースでもファッション性の上でも

気になるのがもう一方のダウンの吹き出しです。

ダウンの吹き出しは商品の価格やブランド関わらず起こります。

最近ではダウンパックなどを使うことで以前にくらべてダウンの吹き出しは少なくなりました。

が一方で高密度織物は縫製も難しく縫い直しの出来ないものが殆どです。

また縫い目の針穴からのダウンの吹き出しを完全になくすのには縫製技術的にも

コスト的にもハードルが高いです。

また超極薄軽量の表地を使うことでダウンパックが透けて見えてしまったり

ダウンパックを使用することで軽量化にもつながらない場合もあります。

ダウン製品に使用される表地は保温のためのロフト(かさ高)性を保つため

高密度で織って通気性(通気度)を小さくしています。

押しつぶされたりした時に生地の通気性が少ないことで

縫い目の針孔に空気が流れて縫い目からダウンが吹き出すケースが多くなります。

その名もダウンロック(DOWN LOCK

そこで今回は縫製後に針穴が自然にふさがり針孔からのダウンの吹き出しを

抑える加工を施した画期的なテキスタイル製品の御案内です。

その名もダウンロック(DOWN LOCKという加工です。

既存の合繊(ポリエステルやナイロン)素材に染色との一貫加工を

施すことで針が貫通した穴が自然にふさがり縫い目の針孔からのダウンの吹き出しを抑えます。

では生地に貫通した針孔がふさがる様子を下記のリンクよりご覧下さい♪

DOWN LOCK

 

縫製後の縫い糸との隙間や針孔をしっかりロックすることで

縫い目からのダウンの吹き出しやフェザーの貫通による

ダウンの吹き出しにも効果があります。

現在テスト用のダウン入りクッションを作製中ですので

また次の機会に御紹介したいと思います。

ダウンロック(DOWN LOCK)に関するお問い合わせはコチラまで

では〜

The following two tabs change content below.
Avatar photo

TAKIZAWA

テキスタイル課 課長株式会社クロップオザキ
テキスタイル担当のTAKIZAWAです。
生地のことなら何でもお聞きください。趣味がトレッキングや山登りなので、アウトドアウェアにもちょっとだけ詳しいです。「テキスタイルコラム-Textileから見た世界」を担当しています。私のミッションは失われつつある美しい地球環境を500年後の子孫に残すこと…誇大妄想Innovatorです(笑)

記事を気に入ったらシェアをしてね

関連記事

PAGE TOP ↑