東南アジアで服飾資材を手配したいあなたへ

公開日: : 最終更新日:2018/12/04 タイのこと, 付属のこと, 海外のこと

こんにちは。

クロップオザキ社長の尾崎です!

1週間、ベトナムのハノイとタイのバンコクに出張に出ていました。日本に帰ってくると一気に寒くなっていてビックリ。この時期は一週間いないと季節が変わってしまいますね。ちなみにハノイは最高気温27度、バンコクは32度と真夏の天気でした!

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ハノイ ロッテタワーからの景色

 

さて、今回紹介するのは、東南アジアでクロップオザキができることです。当社が扱う衣料資材は、何を使うのかを選ぶのはデザイナーさんだったり、企画の人だったりしますが、資材を実際に使うのは縫製工場です。縫製は日本国内から中国へ、そして、東南アジアへと生産拠点が人件費の関係でシフトしています。そんな環境で、当社も中国の上海に子会社を設け、現地手配の要望に応えています。それでは、東南アジアでは?ということでお話します。

 

生産拠点としての東南アジアとは?

先にも書きましたが、5〜10年前までは中国一辺倒だった縫製の生産拠点ですが、中国での人件費高騰、人材不足、中国一国依存のリスクなどの理由で東南アジアに生産拠点がシフトしています。当社のお客様でも中国生産がほぼ100%だったブランドが、今では60%以上が東南アジア生産になっています。生産国としてはタイ、ベトナム、カンボジア、ミヤンマー、マレーシア、バングラディッシュ、インドネシア。タイ、マレーシアは既に人件費が高いので、今後の伸びがあるのはそれ以外の国です。

そんな動きに合わせて、我々のような資材を扱う会社も現地に進出してきています。一番多いのはベトナム、次にタイ、インドネシアです。

 

クロップオザキの東南アジア拠点は?

では、クロップオザキの東南アジア展開はどうなの?

はい、展開しています!

当社は子会社という形ではまだ出していませんが、7年前から業務提携を行っている会社がタイのバンコクにあります。SHINYO ENTERPRISE(以下シンヨー)という会社で日本人2名、現地スタッフ10名ほどの会社です。当社はシンヨーを通して、タイ国内での資材の手配、調達、物流を行っています。基礎資材(スレーキ、メッシュ、裏地)の在庫をシンヨーに置いていて、小ロット、即日出荷に対応しています。

 

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タイの長屋の街並み

 

タイでは何を手配できるの?

では、タイでは何が手配できるのでしょうか。

その前になぜタイなのかを説明します。今では中国に次ぐ縫製拠点になっているのはベトナムですが、ベトナムではまだ日本のアパレルの求めるようなクオリティーの資材が手配できないのが現状です(改善はされてきています)。一方、タイでは東レ、帝人など大手合繊メーカーなどが早くから進出しており、繊維工業が他国より早くスタートしていたことで資材メーカーも周辺国より発達しています。それなので日本の求めるクオリティーの資材も手配しやすいのです。

タイで今、当社が手配しているものは、裏地、スレーキ、メッシュ、芯地、中綿、ボタン、ファスナー、リブ、テープ、ゴム、ネーム類など、その幅はどんどん広がっています。

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タイで手配するメリットは?

タイで手配するメリットは何なのでしょうか。値段的にははっきり言って、中国で手配するものと大差ありません。一方で、輸送コストと期間が日本や中国から送り込むより安くなります。そして、日本に戻る商品に関しては、FTAの利用により関税が免税になります。小付属はFTAの対象にはなりませんが、表に出てくるような使い方をする資材(別布等)はその対象になりますので有効です。

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今回も仕入先を訪問してきました!

 

タイで手配するデメリットは?

デメリットもあります。最大のデメリットはミニマムロットが大きいことです。一つのものを作るのに中国よりもミニマムロットが大きくなります。定番で使うものや、アイテム共通で使うものを手配することをお勧めします。

資材によりミニマムロットは違うので詳しいロットに関しては営業にお問い合わせください。

 

まとめ

クロップオザキでは東南アジアでの資材手配も可能です。お客様の要望に合わせ、最適地で最適な資材を揃えることを目指しています。東南アジアでの縫製をしている方、これから生産していきたいとお思いの方はお気軽にご相談ください。

 

東南アジアでの資材手配についてお問い合わせは、こちらから

 

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2011年より株式会社クロップオザキの社長をやっています尾崎博之です。ファッション資材が大好きで、洋服を見るとまずファスナーやボタンに目が行ってしまいます!お客さまのお役に立つ情報を発信していきます!!

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