素材の違いで釦も変わる!! ~Part.2~

公開日: : 最終更新日:2018/12/03 今さら聞けないファッション資材のこと, ボタンのこと, 付属のこと

こんにちはカジュアルファッションサポータ吉沢Aです。

今週は雨続きで傘が手放せませんでした。。。

大雨の被害も各地で起こっています。みなさんも十分ご注意下さい。

 

さて、前回に引き続きみなさんがお使いにいになっている釦の素材の特徴、製造方法を説明させて頂こうと思います。

ちなみに前回のブログはこちら

 

ナイロン釦

石油から作られるポリアミド樹脂が原料となっています。

インジェクション成形と呼ばれる製法が一般的で樹脂原料を金型に流し込んで作ります。

多彩な表面柄を出せ、材料自体も透明やパール調など種類も豊富で、染色性も良いのが

特徴です。

 

ABS釦

A(アクリロトニル) B(ブタジエン) S(スチレン)三種類のプラスチック原料から作られています。

溶かされた原料をを金型に流し込む、射出成型で主に作られています。

Aの耐熱性、剛性、耐油性、対候性、Bの弾性、Sの光沢、電気的性質、成形性の耐衝撃性を持ち、これらの特徴により樹脂メッキ釦の材料としては最適です。

金属風の釦はこのABSが主流です。

 

お役立ち情報

サンプル帳の品番の脇などにこれらの素材をあらわす表記があることにお気付きでしょうか?

PE・・・ポリエステル

UF・・・ユリア(尿素)

CS・・・カゼイン(ラクト)

PA・・・ナイロン(PAはポリアミドの略)

ABS・・・ABS

 

サンプル帳を開かれた時に注意して見てみて下さい。

参考になれば幸いです!

週末は晴れるといいですね!!

 

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クロッピー

代表取締役社長株式会社クロップオザキ
株式会社クロップオザキのゆるキャラの「クロッピー」です。ボタン、ファスナー、裏地などの資材の一部をモチーフにしているんですよ~。わかるかな~。

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