貝ボタンには型番で形が決まっているものがあります!

公開日: : 最終更新日:2018/12/03 ボタンのこと, 付属のこと

こんにちは!

クロップオザキの社長の尾崎です。今日は短パン社長こと、株式会社ピーアイの社長 奥ノ谷圭祐さんデザインのKeisuke okunoyaのボタンダウンシャツです。いい生地にいいボタンが付いています!

 

 

今回は貝ボタンの事を紹介したいと思います。もう何回か貝ボタンも紹介しているので、お分かりの方も多いかと思いますが、おさらいがてら読んでみて下さい(笑)貝ボタンは、ボタンには珍しく形に型番があるものがあります。その型番を言うと、違う種類の貝でも同じ形が出てきます。代表的な型番をご紹介します。

 

 

貝ボタンの種類

まずは、おさらいがてら、貝ボタンの種類をみていきましょう。一番よく使われる貝ボタンは、高瀬貝のボタン。貝ボタンのなかでも、価格がリーズナブルなので、よく使われます。シャツにはもちろん、ジャケットにも使われます。白い色にレインボー調の光沢が特徴です。

 

次によく使われるのが、黒蝶貝。名前の通り、黒っぽい色をしていますが、真っ黒ではなく、白っぽい部分もあり、言葉で表すには複雑な色柄です。こちらも独特の光沢の美しさがあり、高級感があります。

 

次に、茶蝶貝です。黒蝶貝と一緒の蝶貝です。その名の通り、茶系の色をしています。黒蝶よりも茶色い分、柔らかみを感じます。レディースのニットなどでよく使われます。

 

 

そして、貝ボタンの最高峰、白蝶貝です。これも蝶貝ですが、ボタンの色は真っ白です。高瀬貝も白ですが、純白度が断然、白蝶貝の方が上です。そのオーロラ調の光沢も高瀬とは比べものにならない美しさです。お値段も高瀬の数倍します。

 

実は、冒頭のKeisuke okunoyaのボタンダウンシャツはこの白蝶貝のボタンを使っています。さすがですね。

 

他にもアワビとか、川の貝を使ったボタンもありますが、ここでは割愛します。

 

貝ボタンの型番

上のボタンの写真を見て、何か気づくことがありませんか?

そう高瀬貝のボタンも蝶貝のボタンも品番の終わりに「17」が付いています。この「17」が実は型番なんです。「17番型」というと、縁あり、4つ穴のこの形を指します。高瀬の17番と言えば、高瀬の17番型が出てきますし、黒蝶の17番と言えば、黒蝶貝のこの形が出てくるのです。

 

 

次によく使われるのが、これST-100の形です。これは、皿型と言って、お皿のように中心に向かって凹んでいるから、その名が付いています。これも高瀬の皿と言えば、このST-100の形が出てきます。このサンプル帳はアイリスさんのものですが、他のボタンメーカーでも「皿」で通じます。

 

次に紹介するのはこれです。皿と反対で、中央に向かって盛り上がっている碁石のような形です。これは「坊主」と言います。語源は分かりませんが、ツルっとして坊主頭みたいだからですかね(写真のST-26)。

 

 

 

そして、メンズのシャツでよく使われるのがこれ。17番型より縁が太く、縁が中央に向かって若干傾斜しています。この形は「18番型」と言っています。17番型よりも縁が太い分、力強さは感じるボタンです。

 

 

まとめ

貝ボタンはその貝の種類によって色や見え方が異なります。お好みで使い分けてみて下さい。次に型番が決まっているものがあるのが貝ボタンの特徴です。「17番型」と言えば、縁ありの4つ穴ボタンで、その上に貝の種類を付ければ、そのボタンが出てきます。しかも、どこのボタン屋さんに頼んでも同じものが出てきます。こういう共通で通じる型番があるのは貝ボタンくらいですね。貝ボタンは一番ポピュラーな天然素材のボタンです。天然素材なので同じ型番でも個体差がありますので、ご了承ください。

 

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2011年より株式会社クロップオザキの社長をやっています尾崎博之です。ファッション資材が大好きで、洋服を見るとまずファスナーやボタンに目が行ってしまいます!お客さまのお役に立つ情報を発信していきます!!

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