ドットボタンがうまく打てない!上下が噛み合わない!その原因はパッキンかも?

こんにちは!スポーツファッションサポーターの野崎です。
入社2年目の私ですが、最近サンプル製品のお直しをする機会が。ドットボタンの打ち直しをしたのですが、慣れていないと意外と難しいです。

試し打ちをしていると、力が掛かり過ぎてうまく打てなかったり、正しい向きに付いているか丁寧に確認していたら「あれ?パッキンってどっちにつけるんだっけ?」となってしまったり。

方法は合っているはずなのに、うまく打てない!
・打てたけど、なんだか深く打ちすぎ?なのか、ドットボタンの着脱が緩い・・・?

という経験をされた方、いらっしゃいませんか?
もしかすると、原因は「打ち方」ではなく、「パッキン」かもしれません!今回はドットボタン打ちの失敗原因にもなる正しいパッキンの使い方について、例を挙げてご紹介致します。



 

パッキンとは?

パッキンとは、ドットボタン等を付ける際、生地が薄い場合に厚みを持たせるために使うパーツです。色やサイズは様々で、使うパーツや生地によってお選びいただけます。ドットボタンやタックボタン・リベットは生地に穴を空けて打ち込むので、生地が薄いと穴が広がって抜けたり、生地が破けってしまったりします。そのためにパッキンを補強材として使うのです。

パッキン①
パッキン②

(ドットボタン、タックボタン・リベットとは?という方は、こちらの記事をご覧ください!)

ジーンズのボタン、タックボタン・リベットのお話~基礎・種類編~

 

その中でも特にドットボタンは、パチパチと着脱させるため生地に負荷がかかることが多いです。今回はそのドットボタンに使用するパッキンの注意点をお話します。

 

パッキンを入れる目的・注意点

《目的》

①ドットボタンが生地にあたって生地が切れるのを防ぐため

②薄い生地の場合に補強用として

③ストレッチ生地の伸び止めとして

《注意点》

いずれの場合もパッキンだけでは不十分な場合があるので、試し打ちを行い、芯地や補強テープの使用も合わせてご確認下さい。

パッキン使用の際は、適正サイズのパッキンをご利用ください(適正サイズはドットボタンの種類によって違います。メーカーに基準となるサイズ表がありますので、詳しくは弊社営業までお問合せ下さい)。



パッキンはどこに挟めばいいの?

そもそもパッキンってどこに挟めばいいの?ということをお話しさせていただくために、まずドットボタンの構造についておさらいをします。
ドットボタンはキャップ+バネ(ソケット)+ゲンコ(スタッド)+ホソ(ポスト)の4つのパーツからなっています。

基本的にパッキンはドットボタンの下側(青い部分)に付いていれば大丈夫です。
※生地の厚みによっては、上側(赤い部分)にも付けることもあります。

ここで注意していただきたいのが、下側にあるゲンコ+ホソのホソ側にパッキンを挟むことです。バネ側にパッキンを挟んでしまうと、ドットボタンの着脱の重要な部分であるバネの中にあるワイヤーが、パッキンの影響で歪んでしまい、うまく着脱ができなくなってしまう事があります。

ドットボタンを打つとうまく着脱できないことがある!という方は、まずこの点をを疑ってみてください。

組合わせ例

カクシ使いの場合は、通常の場合より生地の重なり枚数が薄くなるので、必ず上側のパーツにもパッキンを噛ませます。それなのでカクシ使いの場合は、上下にパッキンを挟むことを多いです。

組み合わせ:ホソ(ポスト)+バネ(ソケット)+ゲンコ(スタッド)+ホソ(ポスト)

 



ブラインドホックのパッキンの有無は?

ブラインドホックの場合でもパッキンが必要になってきますが、通常のドットボタンよりもさらに注意が必要です。

表側にキャプの来る仕様、キャップ+バネ(ソケット)+ゲンコ(スタッド)+ホソ(ポスト)で使用する場合、パッキンは基本的に下のみで大丈夫です。※生地の厚さによっては、上にも使用をおすすめします。

しかし、カクシ使い(表にキャップが見えなくなる使い方)になる仕様では、上述したように上側にもパッキンが必要で、上下にパッキンを挟むことをおすすめします。

 

また、ブラインドホックのゲンコーホソ側に使うパッキンは、サイズにも注意が必要です。ブラインドホックのホソパーツは横から見ると下の図のように少し凹んだ形になっており、この部分にパッキン(モリト5301の場合は6.5*2.4サイズと、通常よりも小さめ)を入れることで、凹凸を抑えることができます。

 

もしパッキンを挟まずに打ってしまうと、生地がホソの凹み部分に引っ張られてしまい、通常よりもゲンコが沈んでしまいます。するとドットの着脱時に緩くなってしまう、パチパチできない、というような問題が起こってしまうのです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、ドットボタンがうまく打てない!という場合に考えられる原因について、パッキンに絡めてお話をさせていただきました。パッキンについてはこちらの記事でもご紹介していますので、是非ご覧くださいね。

隠しドットを使うときは、○○○は忘れずに!

パッキンの種類や必要の有無は、生地によって違います。「この生地にはパッキン必要かな?」「どんなパッキンを使えばいいかな?」とお悩みの方は、独断で決めず、メーカーに問いあわせて試験をすることをおすすめします。

もっと詳しく知りたい!基礎から勉強したい!という方は

2020年2月27日開催 付属の勉強会「ドットボタン・タックボタンの基礎知識、注意点」

弊社の毎月行われている勉強会にも、ぜひご参加くださいね!

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

お問い合わせはこちらまで



 

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Yuka Nozaki

Yuka Nozaki

営業2部1課
スポーツファッションサポーターの野崎です。
2018年新卒で入社しました。
お客様に、ものづくりがもっと楽しくなるような、付属の魅力を伝えられる営業になれるよう、日々勉強をしております。
休日は絵を描いたりやピアノをして過ごしていて、自分自身も何かを作ることが大好きです。皆さまのお役に立てるよう、精一杯頑張ります!
どうぞよろしくお願い致します!

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