シルク生地のイメージ画像

シルク(絹)

絹(シルク)は主にカイコガ(蚕蛾)科およびヤママユガ(山繭蛾)科の繭から採れる動物繊維で、天然素材としては唯一フィラメント(長繊維)糸を得ることが出来る繊維です。

カイコは分類学上では鱗翅目カイコガ科に属し同属の野生種であるクワコに品種改良が加えられて家畜化した品種です。この改良されたカイコガを家蚕(かさん)と呼び、カイコガ以外の野生種(主にヤママユガ科の柞蚕:サクサン・天蚕:ヤママユガ・樟蚕:クスサン)を野蚕(やさん)と呼んでいます。カイコは左右一対の絹糸腺からフィブロインと言うたんぱく質の液状絹をセリシンと言う糊状の物質でコーティングしながら吐きだして繭を作り、この繭を解して絹糸として利用します。釣り糸として使われるテグスは、現在ではナイロン等の合成繊維から作られていますが、元々は中国南部に分布するフウサン(楓蚕)と言うヤママユガの仲間の幼虫から取り出した絹糸腺を加工して作られていました。

※出典:アパレル資材辞典『絹・シルクとは』より。

代表的なシルクのテキスタイル

シフォン・シャンタン・ジョーゼット・オーガンジー・タフタ・サテン・ベルベット・緞子・ちりめん・羽二重・紬・金襴・西陣織・銘仙・仙台平・黄八丈・桐生織・結城紬…等

当社では、これらシルクを使ったテキスタイルを各種取り扱っております。

お役立ち記事(&CROP)

アパレル資材辞典の『絹・シルクとは』では、絹・シルクについて更に詳しく解説しているほか、取り扱い上の注意や発注ポイント等をおまとめしています。

※『&CROP』は、当社が運営するメディアです。「ものづくりをもっと楽しく、もっとサクサク」をコンセプトに、実務に役立つ様々な情報を発信しています。

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