9/4(水)に新渡戸文化学園のクロスカリキュラム「スタイルラボ」でアパレル資材やアパレル業界についての特別授業を行いました。
スタイルラボの1つ前に行われていた「ファッションラボ」に参加していた生徒の皆さまは、昨年12月にも当社のショールームに遊びに来てくださり、アパレル資材の授業やワークショップを体験されました。
今回は第2弾として、ファッション業界についてを中心にお話しさせていただきました。
使われている付属はなんだ?クイズ
すっかり恒例となった「使われている付属はなんだ?」クイズですが、今回は特別に景品をご用意。チームに分かれて対戦形式で行い、付属の数をたくさん出せたチームが優勝、というルールでクイズを行いました。

アップサイクル資材を詰めたスペシャルセットを景品にご用意しました!
皆さまが真剣に付属を探してくださり、とても嬉しかったです。「裏地も付属?」「ファスナーとスライダーは別々の付属?」と質問もいただき、ワイワイと盛り上がりました。

使われている付属はなんだ?クイズの様子
服ってどうやってできているの?
スタイルラボの皆さまは、デザイン画を描いてからパターンをつくる方もいれば、パターンを作らずに立体裁断し、縫製する方もいます。今回の授業では、実際にアパレル業界でどのような流れで服づくりがされているのかをご紹介しました。服づくりの流れもブランドによってさまざまですが、当社はOEMで製品も行っており、過去にアパレルブランドで働いていたスタッフも働いています。今回はそのスタッフにヒアリングをして、実際のアパレルでどのような流れで作っているのかをお話ししました。
アパレル業界の課題
最後にアパレル業界の課題として、大量生産・大量廃棄の問題や、労働の問題、環境の問題などをお話し、さまざまな問題があるなかで、法律の改正やトレーサビリティが確保されたものづくりなど、現在行われている取り組みをご紹介しました。
※トレーサビリティとは…日本語で「追跡可能性」を意味し、原料から加工・流通・製品になるまでを追跡できるようにしておくことです。

授業の様子
まとめ
生徒の皆さまからは「服1枚つくるのにたくさんの人が関わっていることがよく分かった」「これからのラボの活動では、自分の好きな服を作るだけじゃなくて、環境に配慮したり、自分なりに服同士を組み合わせて新しい服を作りたいと思った」「自分が普段服を買っている企業はどうなのか?(環境に配慮しているのか、問題のある労働をさせていないか)消費者側としても責任があることを知れてためになった」などという感想をいただきました。
スタイルラボでは、それぞれのスタイルで制作を行い、10月の新渡戸祭でファッションショーを行うそうです。どのような作品が出来上がるのか今からとても楽しみです。新渡戸文化学園スタイルラボの皆さま、素敵な機会を頂きありがとうございました。