7月31日(水)に東京都北区にある滝野川文化センターで行われたワークショップにアップサイクル資材の提供をさせていただきました。今回のワークショップは夏休み子ども向け企画で「キミがおもう未来のハコを自由に工作しよう!」がテーマです。
ハコの飾り付けにアパレル資材が使えるのではないかと、ワークショップを主催されている有功社シトー貿易株式会社さまよりお声がけをいただき、アップサイクル資材を提供させていただきました。
※アップサイクル資材とは・・・当社でアパレル資材を取り扱うなかで、使われずに捨てられてしまう資材を「アップサイクル資材」と呼び回収・再活用する取り組みをしています。
今回はその様子をレポートいたします。
作る前に、素材のお話
制作に入る前に、有功社シトー貿易さまから段ボールのリサイクルについてのお話、当社からアパレル資材のお話をさせていただきました。
有功社シトー貿易さまは、「美しい箱作りのお手伝い」を事業として、印刷紙器や段ボール製造現場のサポートをされている会社です。さまざまな紙を取り扱う会社と取引をされているため、取引先の方々にお声がけをして、ワークショップで使用する紙を集めているそうです。
段ボールのお話の中で印象深かったのが、段ボールのリサイクル率について。なんと日本の段ボールのリサイクル率は約95%と非常に高いそうです。「段ボールのリサイクル率は何%でしょうか?」と質問をすると、子どもたちは次々に手を挙げて予想を答えていましたが、想像以上のリサイクル率の高さに驚いている様子でした。
その後、段ボールがどのような過程でリサイクルされているのかもお話いただきました。
アパレル資材のお話
段ボールのお話のあと、当社からもアパレル資材のお話をさせていただきました。まず、【ふくのざいりょう】を取り扱っている会社です、とご挨拶。そのあとに「服を作るのに使われている材料は、どんなものがあるかな?」と質問をすると、誰を当てるか困ってしまうほど元気よくたくさんの手を挙がりました。
ボタンやジッパー(チャック)などの回答のほかに、スライドに投影していた服の写真を見て「裾に付いているゴム!」と答えた子もいて、鋭い観察力に驚きました。
最後には、今回お持ちしたアップサイクル資材の紹介もさせていただきました。
制作
お話が終わると、制作の時間です。「それではどうぞ!」と声をかけると一斉に素材を選びに机まで来て、素材一つひとつ何を使おうか一生懸命考えながら選んでいました。中には自宅からマスキングテープやシール、カラーペンなどを持ってきている子もいて、それぞれ自由に思い描くハコを作っていました。
「何を入れるの〜?」と質問をすると、好きなゲーム機やカセット、おうちにあるたくさんのビーズなど、入れるものも人それぞれです。大好きな野球をモチーフにしたり、気に入った素材をひたすら貼ってみたりと楽しそうに制作をされていました。
バックルを手に取って、「なんかみたことあるけど、どこに使うもの?」と質問をしてくれたり、ファスナーのスライダー部分に厚紙を貼り付けて蓋にし、開閉できる箱を作ったりしている子もいました。アパレル資材も興味を持ち、大人には無いアイデアで活用していただけて、とても嬉しい気持ちになりました。
まとめ
夏休みの期間、午前中の開催にも関わらず、元気いっぱいの子どもたちが楽しそうに制作をしているようすに、私たちも元気をいただきました。今後もアップサイクル資材を使ったワークショップを実施していきたいと考えています。
素敵な機会をいただきありがとうございました。