2023.6.22

織田ファッション専門学校で特別講義を行いました!

こんにちは。クロップオザキ マーケティング・新規開発部の佐々木(あ)です。

先日、6月8日に織田ファッション専門学校で授業をさせていただきました!今回は社長の尾崎とマーケティング・新規開発部の野崎、私で行ってきました。毎年行っている授業で、今回も約30人の学生の皆さんに向けて、ボタンに関する講義やファッション業界とサスティナブルについて話をさせていただきました。

授業の様子

授業の様子の画像 

まず初めに今のアパレル業界についてお話しし、付属とは何か?を説明させていただきました。

その中で「ボタンを見て服を買うか買わないか決めたことがある人?」という質問に対して、3割くらいの学生の方が手を挙げてくれました。それから、ボタンを変えることによって洋服の印象がどう変わるのかを実際にユニクロのカットソージャケットのボタンを水牛ボタンや貝ボタンに替えたものを見てもらいました。

その後、ボタンの素材、製造方法などについて説明しました。

ボタンの原料となる素材について、ボタンには天然素材と非天然素材があること、これらを体験に学んでもらうために、素材当てボタンクイズを行いながら説明しました。

ボタンクイズを考えている学生

素材当てボタンクイズを考えている様子

10種類のボタンが何の素材なのかをまずは自分で考えて、並べてもらいました。その後、ボタンの素材の講義を進めながら答え合わせし、同時に素材見本やボタンのサンプル帳をお見せしました。貝ボタンに使われる高瀬貝、白蝶貝や、水牛ボタンの水牛の角、ナットボタンのナットの実を実際に手に取って見てもらいました。ボタンの素材見本を見る機会はなかなか無いと思います。また、ボタンのサンプル帳もおそらく初めて見るものなので、クラスメイトと一緒に興味深くご覧いただいていました。

高瀬貝を見ている学生の画像

高瀬貝を見ている学生

講義だけだと飽きてしまうので、途中にボタンでブローチを作るワークショップを行いました。

学生の皆さんは、たくさんあるボタンの中から6~10個ぐらい選び、それをブローチ土台に接着して、自分だけのデザインのブローチを作りました。いくつもボタンを重ねて存在感のあるブローチを作られている方が多い印象でした。ファスナーのスライダーを使ったブローチを作られている学生さんもいらっしゃいました。ボタンの素材の説明をした後だったので、皆さん貝ボタンがいいな~、水牛ボタン使いたいな~など、ボタンの素材を覚えてくださっていて、嬉しかったです。

学生の方が制作したブローチの画像

学生の皆さんが制作したブローチ

ワークショップの後は、アパレル業界とサスティナブルについてお話させていただきました。

今のアパレル業界の課題に、最近話題になっているSDGsの観点から解決していくための取り組みについて説明しました。こちらの質問にも積極的に手を挙げて応えてくださいました。

授業の様子の画像

サスティナブルについての授業の様子

最後に、ボタンを扱う時の注意点についてお話ししまた。染色ボタンは色落ちや色移りすること、ユリア樹脂のボタンはホルマリンを使っているので2歳以下の衣類には使用禁止なことなどです。趣味で自分の着る洋服を作る分には問題ないですが、アパレルとしてお客様に販売する洋服を作る上では押さえておかなければならないポイントです。

90分間、授業をしていた私たちには、あっという間でしたが、学生のみなさんはいかがだったでしょうか。

今回の授業が今後の課題作成や、その後アパレル業界で働いてからも参考にしていただければ嬉しいです。

また、感想として、「素材の実物がみれて良かった」、「世界に1つだけの大切なブローチが出来た」「ボタンへの興味と関心が深まった」など嬉しいお言葉をいただきました。

織田ファッション専門学校の先生方、学生の皆さん、貴重な機会をいただきありがとうございました。

© CROPOZAKI inc.

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