2023.11.16

華服飾専門学校でアパレル資材の講義とワークショップを行いました!

こんにちは。クロップオザキ マーケティング・新規開発部の野崎です。

2023年11月8日(水)に、華服飾専門学校さまでボタンを中心としたアパレル資材と業界についての講義・ブローチづくりのワークショップを行いました!今回はその様子をレポートさせていただきます。

アパレル業界のものづくり「付属屋」って?

まず初めに、弊社が取り扱っている「付属」とは何かをお話ししました。最初に「ボタンをみて服を買うか買わないか決めたことがある人?」と恒例の質問をすると、誰も手が挙がらず…。なかなかボタンまでよく見て服を買う方は少ないですよね。

ファスナーのテープカラーは何色?クイズの様子

ファスナーのテープカラーは何色?クイズ

その後、実際に販売されている製品(洋服)の写真を見ながら、どこに付属が使われているのかを説明していきました。アイテムやシーズンにもよりますが、表には出てこない部分にも付属が使われていたりと、意外と1着にたくさんの種類の付属が使われていることを理解されたようで、うなずいている学生さんが多く見受けられました。

付属の説明をした後は、アイスブレイクとして「私のお気に入りのボタン」をテーマに、学生の皆さんがそれぞれ自宅で撮影してきたボタンの写真をシェアしました。学校の授業で作ったくるみボタンや、透明なアクリルボタン、金属のカブセボタンなど、たくさんの種類のボタンが出てきて嬉しかったです。

ボタンの素材をみてみよう

次に、ボタンを素材ごとにみてみよう!ということで、ボタン素材クイズを行いました。

ボタンの素材クイズの様子

ボタンの素材クイズ

ポピュラーな3大天然素材ボタン(貝ボタン、水牛ボタン、ナットボタン)とそのイミテーション(プラスチック)ボタンを1人1セット配布して、まずは説明する前にフィーリングで並べていきます。貝や水牛は何となくイメージが付きますが、「そもそもナットってなんだ…?」と疑問が出てきたりと、まずはそれぞれ考えることで疑問が浮かびます。

その後クイズの答えを探す形で、それぞれの素材の説明をしていきました。ボタンのサンプル帳や実際に使われている素材見本をお見せすると、学生の皆さんは興味深くページをめくって「可愛い!」と喜んでくださり、新鮮で嬉しい気持ちになりました。

ボタンのサンプル帳をご覧いただいている様子

カゼインボタンの説明の時には「何でできたボタンでしょうか」というクイズをだすと、すぐに「牛乳!」という答えが…!さすがです。

ボタンのブローチづくり

素材の説明が終わった後は、弊社で出た使われなくなってしまったボタン(弊社では「アップサイクル資材」と呼んでいます)で、ブローチづくりのワークショップを行いました。素材の説明をした後なので、学生の皆さん素材に着目しながらそれぞれ好きなボタンを選んでくれました。

ボタンを選んでいる様子

ボタンを選んでいる様子

皆さんさすがのセンスで、個性の光る素敵なブローチを制作していました。

完成したボタンブローチ

最後にアパレル業界の課題について

最後に、アパレル業界の課題やサステナブルな取り組みについてお話をしました。アパレル業界は石油産業に次いで2番目に環境負荷が高いと言われています。

そのように言われている中でも、大量生産・大量消費からの脱却のために取り組まれてる事例などをご紹介しました。

アップサイクル資材の配布も

最後に、ボタン以外のアップサイクル資材を学生の皆さんにお配りしました。捨てられてしまうはずだった資材ですが、実際にはまだ使えるものばかり。「これ使いたい!」と喜んで選んでいただけて嬉しかったです。学生の皆さんの力でどのような作品になるのか、楽しみです。

アップサイクル資材を選んでいる様子の画像

アップサイクル資材を選んでいる様子

まとめ

今回は、11月8日に行われた華服飾専門学校での講義の様子をレポートしました。華服飾専門学校は、学生と先生の距離が近く、学生の皆さんが楽しそうに学ばれていて素敵な学校だなと感じました。

今回の講義を通して、付属までこだわったものづくりの楽しさを感じていただけたら嬉しいです。貴重な機会をいただきありがとうございました!

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