8/18(日)にPanasonicの運営する「ひらめき」をカタチにするミュージアム AkeruE(アケルエ)で、ワークショップのお手伝いをさせていただきました。
ワークショップのテーマは「はじっこ素材をつかって生き物をつくろう」です。当社は新品のまま使われなくなってしまったアパレル資材をアップサイクル資材と呼び再活用する取り組みを行っています。しかし今回は、それらを”アップサイクル資材”ではなく”はじっこ”と呼び、そのはじっこを使って生き物を作ろう、というワークショップです。夏休み期間中なので沢山の子どもたちが参加してくれました。
今回のワークショップに至った経緯
ワークショップのテーマは、AkeruEのスタッフの方と当社スタッフで一緒に考えました。付属屋として日々アパレル資材と向き合っている私たちは、普段から資材に目が行き、「可愛い!」という感覚にもなりますが、そうでない人は細かいアパレル資材まであまり気にしていないかもしれない。金属やシリコンなどの端材も、目にするのは完成した製品だけで、捨てられている端材のことは知らない人が多いかもしれない。でもその中には、まだまだ使える資材があったり、端材だからこその面白いカタチをしていたりする。その魅力を知ってもらうにはどうしたら良いだろう?と相談して、「はじっこ」一つひとつをじっくり観察したり、目を付けたりしてはじっこに愛着が湧くワークショップにしたいね、という話になりました。
当日の様子
カゴづくり
当日は普段から資材を取り扱っている、【はじっこ専門家】としてゲスト参加をさせていただきました。はじめに今回のワークショップのテーマを共有したあと、はじっこを捕まえるためのカゴを作ります。カゴは、AkeruEのスタッフの方が一つひとつ3Dプリンタを使って作成したもの。すてきなおうち型のカゴで、アクリル板をスライドすると大きなはじっこを、えんとつからは小さなはじっこを入れることができます。
はじっこさがし
次に、はじっこたちを探しに行きます。はじっこたちは中央に設けられたブースに置かれているのですが、虫捕りのイメージでさまざまな場所に隠れています。しゃがんで目線を変えてみたり、ひっくりかえしてみたりして、子どもたちは夢中になってお気に入りのはじっこを探している様子でした。
目を付けて、完成!
その後は、見つけたはじっこたちに目玉シールをはったり、口を描いたりしていきます。カゴに入れると本当に生き物のようで、自分でみつけたお気に入りのはじっこたちに愛着が湧いてきます。最後には、皆さんが集めたはじっこを見て回りました。
完成した作品
まとめ
ワークショップの途中で、【はじっこ専門家】としてアパレル資材のお話をさせていただきました。どうして捨てられてしまうことになったのか?不要になった経緯についてをお話ししました。アップサイクル資材を使ったワークショップ等の活動は日頃から行っていますが、こんなに素材自体を良く観察したり、一生懸命探したりするのは今までになかったので、楽しそうにはじっこと向き合っている子どもたちをみて、とても嬉しい気持ちになりました。
ワークショップの場を設けてくださったAkeruEの皆さま、ワークショップに参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました。