
今回の事例
『涼感マスク』の製品開発
このプロジェクトについて
マスク不足が騒がれていた時期、コロナ禍でアパレル資材卸商社である私たちにできることとして、マスクの開発の声が上がりました。コロナ前と異なり、常に身に着けていなければならない、という過酷なマスク生活を想定し、どんなシーンでも快適に過ごせるマスクとして、涼感マスクを開発しました。
プロジェクト概要
- 製品名:涼感マスク
- 開発製品:夏でも涼しいマスク
- 販売経路:自社ECサイト(Base)
- 担当:新規開発チーム
開発経緯
コロナ禍でできること。自社のノウハウを活かした快適なマスクを。
コロナ禍でマスク不足の時期でしたので、「弊社にできることは無いか」と考えたときに、当社でもマスクを生産しよう、という話が上がりました。暑い夏もマスクを着けて過ごさなくてはならない、ランニングなどの運動中も、マスクを着けていないと周りの目が気になってしまう、というシーンを想定して、着けていても「涼しいマスク」をテーマに開発を行いました。
生地選定
接触冷感は最初だけ、着けている間ずっと涼しい生地を探して
当時「涼しいマスク」はすでに販売されているものもありましたが、接触冷感で冷たく感じるのが最初だけだったりと、あまり効果を感じられないものも多くありました。
2つの工夫で、ずっと涼しくて快適、を実現
工夫1.キシリトール成分配合の涼感転写をドット状に配置し、「ずっと涼しい」。
そこで、当社は接触冷感ではなく、キシリトール成分を配合した涼感転写をドット状に生地に配置することで、涼しさを感じられるような仕様にしました。
工夫2.ダブルラッセル生地の採用で、「ずっと快適」。
また、生地は色々と試作を重ねた結果、通気性の良いダブルラッセルを採用しました。
この2つの採用で、ずっと涼しく、ずっと息がしやすく快適な、涼感マスクの土台が完成しました。
完成したマスク
試作と試着を重ね、自社らしい『涼感マスク』が完成
ノーズワイヤーなども入れ、長時間涼しくて使い心地の良いマスクに
制作の過程では、生地をもう少し重ねたほうが良いのではないかという意見が出たり、涼感転写の効果について実際に長時間着用してみたり、鼻へのフィット感を出すためにノーズワイヤーを入れるなど、試作を重ね、その度にスタッフに着用してもらい、スタッフの意見も参考にしました。
普段使いとスポーツシーンで活躍する4色展開
生地のカラーにもこだわって選び、シンプルなネイビーやグレーと、スポーティーな蛍光カラー2色の4色展開にしました。
お客様の声
「息がしやすく他のマスクがつけられない」といった嬉しいお声の数々。
自転車通勤をしている方からは、息がしやすいので「このマスクをしていると他のマスクが付けられなくなる」というお声を頂いたり、整体師の方からは「施術するのに最高」というお声をいただきました。
また、シンプルなデザインも、通勤、勤務中も心置きなく着用できると好評でした。
その後の展開
大手ゴルフブランドで採用
当社で作成したマスクが好評だったため、お客様にもご提案したところ、大手ゴルフブランドでも採用いただき、ブランドのロゴを入れて販売いたしました。
担当者後期
機能性を考慮する製品で、自社の知識や経験、ノウハウが活躍
スタッフのアイデアから、夏のスポーツ向けに、涼しく感じ、息がしやすいマスクとして販売まで行えたことが良かったです。今回のような機能性を考慮しなければいけない製品では、自社の強みであるスポーツゴルフウェアの知識や経験、ノウハウを活かせると感じました。また、実際に、お客様にも採用いただけたことで、自社開発した商品に自信を持つことができました。
小物雑貨生産、機能性重視の製品なら、クロップオザキへ
クロップオザキでは、今回ご紹介したマスクなどの小物雑貨の生産、スポーツ・ゴルフウェアなどに代表される機能性を重視したアパレル製品の生産を企画段階から参加しサポートしております。
アイデアを具現化する知識と対応力をお求めでしたら、お気軽にご相談ください。
※今回ご紹介したマスクに関するお問い合わせは随時承っております。お気軽にお問い合わせください。
事例 | 涼感マスク |
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お客様名 | 株式会社クロップオザキ(自社) |
ご予算 | 小物雑貨生産:最低100ロット~ |
ご利用サービス | 自社開発事業 / |